空き家の売却前に最初に調べたことは「依頼できる不動産会社」

空き家の売却経験がある144人に「空き家の売却前に最初に調べたこと」を聞いたところ、1位は「依頼できる不動産会社(47.9%)」で、5割近くの人が挙げました。
2位「近隣の売却相場(31.3%)」と答えた人も3割を超え、多くなっています。
空き家の売却を考え始めたときにまず気になるのは、「どこに相談すればよいか」と「いくらで売れそうか」のふたつだとわかります。
売却を後悔なくスムーズに進めるためにも、「信頼できる相談先」と「売却価格」は重要な要素です。
「荷物の処分」や「具体的な売却手続き」など細かな作業よりも、まずは「相談先」や「ざっくりとした費用計画を立てるための基本情報」が必要とされています。
1位 依頼できる不動産会社
- 地元の信頼できそうな不動産会社(30代 女性)
- 空き家のあるエリアに対応してくれる不動産屋(地元と大手の両方)を、ネットでリストアップしました(40代 男性)
- 信頼できる不動産屋を、友人を頼って探すこと(60代以上 女性)
1位は「依頼できる不動産会社」でした。
空き家を売却するにあたっては、個人から個人に直接売却するのではなく、不動産会社に間に入ってもらうことが多くなります。
仲介にしろ買取にしろ、不動産会社との関わりは避けて通れないものです。
「査定」「売却活動」「契約手続き」などを幅広くサポートしてくれる会社になるので、まず依頼可能な不動産会社を探す人が多くなりました。
とくに「空き家のあるエリアに強い会社」や「信頼できそうな不動産会社」を探した人が多くなっています。
空き家の売却に関しては、何から始めればよいかわからないという状況になる人も少なくありません。
安心して相談できる不動産会社を見つけておけば、疑問点なども解決しやすくなると期待できます。
2位 近隣の売却相場
- 「近隣の不動産売却相場」を調べました。いくらで売れるかの目安がわからないと、今後の資金計画や処分費用にどれだけ回せるかが判断できなかったためです(20代 女性)
- 空き家がある地域の周辺の物件が、どれくらいの価格で売りに出されているかという売却相場をネットで調べました。いくらくらいで売れるのか見当がつかないと、不動産会社が提示する査定額が適正かどうか判断できないと思ったからです(30代 女性)
- 空き家がいくらくらいで売れそうかという相場です。近所で似たような家がどのくらいの価格で売られているのかを見たり、不動産会社に相談したりしました(40代 男性)
2位は「近隣の売却相場」です。
売却活動を始めるとき、まずは、自分の空き家がどのくらいの価格で売れそうかが気になるという人も多いですよね。
相場を知っておきたい理由としては「査定額が適正かどうかを判断するため」や「資金計画を立てるため」などがあります。
あらかじめ相場を知っていれば、高すぎる期待を抱いたり安すぎる価格で売却してしまったりという失敗を避けやすくなります。
調べ方としては「ネット」「近隣で売り出されている家の価格を見る」「不動産会社に教えてもらう」「知り合いに聞く」などが挙げられました。
3位 荷物の処分
- 大量の家電家具のリサイクルなど(30代 女性)
- 大型家電や家具などを処分してくれる業者について調べました(40代 男性)
- 実家じまいだったので、大量の荷物の処分について調べました(40代 女性)
「荷物の処分」が3位となりました。
空き家には家財が残っているケースも多くあります。
一般的には売却前に荷物の処分が必要になるため、まずは荷物の処分について調べた人も少なくありません。
処分方法だけではなく、処分にかかる費用も調べられていました。
とくに、自分だけでは処分できそうにない状況の場合は、処分方法や処分を依頼できる業者について把握しておくことが重要です。
なお荷物の処分にお金や手間をかけたくない場合には、家財が残ったまま買取してくれる不動産会社を検討する方法もあります。
4位 売りたい物件の査定額
- ネットの不動産一括査定サイトを利用し、複数の会社から概算の査定額を出してもらうところからスタートしました(20代 女性)
- 土地単価の調査(30代 女性)
- 固定資産評価証明書を市役所で取得して、Webで一括査定をしました(60代以上 女性)
「売りたい物件の査定額」が4位です。
近隣の売却相場ではなく、まず売りたい物件の査定額を確認した人もいました。
相場よりもさらに具体的に「自分が売りたい物件は、いくらで売れるのか」を調べているのですね。
具体的な方法としては「一括査定サイトを利用する」などが挙がっています。
ただし今回のアンケートでは、「まず相場を調べた人(31.3%)」のほうが、「まず査定額を確認した人(4.9%)」より大幅に多くなっています。
つまり売却価格については、まずは地域全体の相場をつかみたいと考える人が多いのですね。
5位 売却手続きの流れ
- 査定の流れについても確認しました(30代 男性)
- 売却に必要な手続き(40代 男性)
- 手続きとして、どのようなことが必要になるのかを調べました(40代 男性)
5位は「売却手続きの流れ」でした。
空き家の売却は、頻繁に経験することではありません。
そのため「空き家の売却って、何をしたらいいんだろう」「どういう流れで進むのだろう」と、最初に売却手続きの流れを確認した人もいました。
売却には「権利関係の確認」「査定」「媒介契約や売買契約」「引き渡し」などの段階があります。
大まかな流れや必要書類を知っておくだけでも、慌てずに対応しやすくなると考えられます。
空き家の売却前に最も役立った情報源は「不動産会社のホームページ」

空き家の売却前に最も役立った情報源の1位は、「不動産会社のホームページ(33.3%)」でした。
2位は「自治体(20.1%)」、3位「不動産会社の担当者(12.5%)」が続きます。
- 一番役立ったのは不動産会社のホームページです。売却の流れや地域ごとの相場、実際の成約事例が掲載されていて参考になりました(60代以上 男性)
- 最も役立ったのは「地元にある不動産会社のホームページ」と、担当者から直接聞いた話です。大手ポータルサイトではわからない、地域特有の需要(周辺の再開発予定や、買い手の傾向など)が具体的に掲載されていたため、参考になりました(20代 女性)
- 市役所で開催された「空き家セミナー」(50代 女性)
- 不動産会社の担当者の話や、周りで同じ経験をしている人の話(30代 男性)
- SNSの書き込み(20代 男性)
不動産会社のホームページでは、実際の売却事例が役立ったと答えた人も多く、「SNS」「知人」などと合わせて、リアルな体験談が参考にされています。
また2位になった「自治体」については、「売却の可否や法的な制約がまず正確にわかる」など、正確性が評価されていました。
情報収集から空き家売却までにかかった期間の最多は「~半年」

「情報収集から空き家売却までにかかった期間」を聞いたところ、最も多かった層は「~半年(35.3%)」でした。
「半年超~1年(29.2%)」も多くなっていて、6割以上が情報収集の開始から1年以内に空き家を売却したことがわかります。
ただ、「田舎なので時間がかかった」「仲介なので長くなった」という体験談もあり、情報収集開始から売却までの期間は、物件の条件や売却方法によって異なります。
まとめ
空き家を売却する際には、まず依頼先となる不動産会社について調べる人が多くなりました。
不動産会社はたくさんあって、「強みのある地域」「得意な売却方法(仲介か買取か)」などが異なります。
担当者によっても安心感が変わってくるので、信頼できる会社や担当者を見つけることが重要です。
また役立った情報源としては、不動産会社のホームページが最多となりました。
さらに、自治体や不動産会社の担当者などと直接話をして情報を得た人も。
今ではインターネットで多くの情報を得られますが、よりリアルな情報を得たいときには、担当者や経験者と話してみることも大切です。





