施設に入った親の家に火災保険が必要な2つの理由
施設に入所した親の住居、つまり空き家となった実家にも火災保険は必要です。
空き家は管理が行き届かなくなることで、危険が高まることがあります。
この章では、空き家に火災保険が必要な2つの理由を解説します。
詳しく見てみましょう。
空き家は火災リスクが高い
空き家は人が住んでいないことにより、火災リスクが高まる傾向があります。
たとえば、定期的な管理や点検が行われず、電気配線の劣化や漏電に気づかないまま放置されると、それが火災の原因になる可能性があります。
また、空き家は放火の対象にされやすく、特に夜間や休日に人目がない物件は狙われやすいです。
実際、2024年10月、札幌市北区の空き家が放火により全焼しています。
参照元:北海道文化放送
実家が空き家状態になった場合、住民票の移動や介護施設への入所で気持ちが落ち着く一方、建物の「所有者」としての責任は続いています。
たとえば、名古屋市では、建物の所有者には建物管理の責任があるとして空き家であっても保全するように呼び掛けています。
参照元:名古屋市
万が一の火災発生に備えて火災保険に加入し続けることが、リスクに対応する最も確実な手段です。
空き家になった実家には、火災の可能性がある限り、火災保険の継続・見直しを積極的に行いましょう。
他人への損害賠償や修繕費に備えるため
空き家で火災が発生し、隣家や通行人など第三者に被害を及ぼした場合、建物の所有者が損害賠償責任を負うことになります。
これは「住んでいない家」であっても例外ではありません。
特に木造住宅や老朽化した建物は、延焼リスクが高く、被害額も大きくなりがちです。
また、火災後に建物を再建・修繕する際の費用も、火災保険に加入していないと全額自己負担となってしまいます。
保険に加入していれば、補償内容に応じて修繕費用がカバーされ、経済的なダメージを最小限に抑えることが可能です。
こうしたリスクに対応するためにも、親の入居後に空き家となった物件については、火災保険とあわせて賠償責任補償の有無や内容を再確認し、必要があれば代理店や保険会社に相談して契約を見直しましょう。
「空き家を自分で管理できるだろうか」と不安に感じている方は、売却も視野にいれてみてください。
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親が介護施設に入居した後の実家の火災保険対応 – 2つのパターン
施設に入所した親の住まいについて、火災保険の扱いをどうすべきか悩む方は多いでしょう。
ここでは、以下の2つのパターンで考えます。
住まいが「空き家」になるか、「相続して住むか」によって、必要な火災保険の内容や契約方法は大きく異なります。
結論から言えば、どちらのケースでも火災保険の見直しや継続は必要であり、状況に応じて適切な補償内容を選択することが重要です。
以下で、「そのまま住む場合」と「住む予定がない場合」の2つのパターンに分けて、それぞれの対応について解説します。
いずれのケースでも、所有者や契約者としての責任をしっかり認識し、保険会社や代理店への相談を通じて最適な判断をしましょう。
相続してそのまま住む場合
親の住んでいた空き家を相続してそのまま住む場合、加入している火災保険会社に連絡が必要です。
元の契約が親名義の場合、被保険者や契約者の変更手続きをしなければ、保険金が支払われない可能性があります。
火災や自然災害の被害にあった際、建物の修繕費用や解体費用をすべて自己資金で賄うことになるかもしれません。
親が施設に入った後も継続して居住する場合は、加入している火災保険への連絡を忘れずにしましょう。
なお、空き家を相続したら、必ず名義変更が必要です。
下記の記事では、空き家を相続した際の手続きについて解説しています。

住む予定がない場合
空き家になった実家にも、火災リスクや災害による倒壊リスクに備えるため、火災保険は引き続き必要です。
しかし、全労済を含む一部の火災保険会社は、現在居住している住宅が無人状態になる場合には、火災保険の契約をお引き受けできないというルールを設けているため注意が必要です。
参照元:住まいる共済
空き家となった物件は、通常の「住宅物件」としては火災保険に加入できず、「一般物件」として扱われ、通常よりも火災保険料が割高になります。
空き家にしてしまう場合、住んでいたときと比べて維持管理のコストは重くなります。
もし、今後一切、家を使う予定がないときは、家の売却を検討しましょう。
なお、お持ちの家が築古、劣化が進行している物件の場合、買い手を探す必要がなく、すぐに手放せる不動産買取業者に相談するのがおすすめです。
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施設に入った親の家をどうするかお悩みの方はアルバリンクへ相談
親が介護施設に入所し、実家が空き家になった場合、「この家をどうすればいいのか…」と悩む方は少なくありません。
火災保険の継続や契約変更、放置による管理リスク、固定資産税など、所有者として抱える問題は想像以上に多く、判断がつきにくいのが実情です。
特に、今後住む予定がない場合、「費用をかけ続ける意味はあるのか」といった不安を感じるのも当然です。
実家の活用方法や処分方法について方向性が定まらないまま時間だけが経過してしまうケースも珍しくありません。
そんなときは、空き家の取り扱いに精通した専門業者に相談するのがおすすめです。
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築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。
実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。
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まとめ
この記事では、「施設に入った親の家 火災保険」の重要性と対策について解説しました。
親が施設に入って空き家となった家は火災リスクが高く、万が一の損害賠償や修繕費にも備える必要があります。
相続して住む場合も、空き家として管理する場合も、状況に応じた火災保険の見直しが欠かせません。
大切な資産を守るためにも、放置せず早めの対策をとりましょう。
もし対応に悩んでいる方は、信頼できる専門家であるアルバリンクに相談してみてください。きっと心強い一歩となります。
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