空き家にツタが生えるのはなぜ?
空き家にツタが生える主な理由は、下記の通りです。
- ツタの生命力と成長特性
- 外壁の隙間や日当たりが影響
- 人の手が入らず放置されている
以下で詳しく説明します。
ツタの生命力と成長特性
ツタは非常に生命力が強く、適した環境下では驚くべきスピードで成長します。
例えば、代表的なツタの種類であるヘデラ(アイビー)は、ツルの長さが10mを超えることも珍しくありません。
また、ツタは茎や葉からも根を出す特性を持ち、壁や屋根にしっかりと絡みついて成長します。
このため、一度建物にツタが根付くと、手作業での除去が困難になります。
さらに、ツタは湿気を好み、外壁や屋根の隙間に入り込んで成長するため、建物の劣化を促進する可能性があります。
外壁の隙間や日当たりが影響
ツタが繁殖しやすいかどうかは、建物の外壁の状態や日当たりの条件に大きく左右されます。
特に、古くなった住宅や新築から時間が経過した物件では、外壁に小さな隙間ができることがあり、ツタの根がそこに入り込んで定着しやすくなります。
塗装が剥がれている場所やひび割れがある部分は、ツタが根を張る絶好のポイントとなります。
また、ツタは日陰でも成長できる種類が多いため、空き家のように直射日光が当たりにくい場所でも繁殖します。
特に、日本の都市部に多い密集した住宅地では、隣家の影になりやすい空き家の外壁にツタが広がるケースがよく見られます。
人の手が入らず放置されている
空き家にツタが生える最大の理由は、長期間にわたって人の手が入らず、管理が行き届いていないことです。
定期的にツタの剪定や雑草処理を行い、ツタが根を張る前に対処していれば、ツタが成長しにくい環境となります。
しかし、放置されるとすぐに植物が繁殖しやすい状態になります。
特に、所有者が遠方に住んでいたり、不動産としての活用を考えていなかったりする場合、管理が後回しになりがちです。
ツタの繁殖を食い止めるには、定期的な巡回や管理を行い、ツタが成長する前に対策を講じることが重要です。
しかし、誰も住まない空き家のために、定期的な管理を行うことは大変だと感じませんか?
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ツタが空き家に与える5つの悪影響
ツタは見た目には緑豊かで美しく感じられることもありますが、空き家に繁殖すると多くの問題を引き起こします。
空き家の所有者は、ツタによる悪影響を理解し、適切な管理を行うことが必要です。
ツタが空き家に与える影響は下記の5つです。
- 外壁の劣化やひび割れを引き起こす
- 害虫が発生しやすくなる
- 吸盤の跡が残り見た目が悪化
- 繁殖しすぎると家の中に侵入する
- 近隣トラブルの原因になる
以下で詳しく説明します。
外壁の劣化やひび割れを引き起こす
ツタが建物の外壁に絡みつくと、時間の経過とともに外壁の塗装が剥がれたり、ひび割れを引き起こしたりする可能性があります。
ツタの根が外壁の小さな隙間に入り込むことで、建材が劣化し、住宅の耐久性が低下する原因となります。
特に、ヘデラ(アイビー)などのツタは、吸盤のような根を持ち、外壁にしっかりと張り付く性質があります。
これにより、外壁のひび割れが広がると、雨水が侵入しやすくなり、建物内部の腐食を促進する危険性も高まります。
また、屋根にもツタが繁殖すると、瓦の隙間に根が入り込み、屋根材がずれる原因にもなります。
害虫が発生しやすくなる
ツタが空き家に生い茂ると、湿気がこもりやすくなり、害虫が発生しやすくなります。
湿気がこもると、ゴキブリやカメムシ、ムカデなどの害虫が住みつく環境が整ってしまいます。
また、湿気を好むシロアリも発生する可能性があり、建物の木材部分を食害するリスクが高まります。
さらに、ツタには蝶や蛾の幼虫がつきやすく、大量発生すると建物の周囲にも被害を及ぼします。
害虫が増えると、空き家周辺に住む人々にも迷惑がかかり、不動産価値の低下を招く恐れがあります。
吸盤の跡が残り見た目が悪化
ツタを建物から取り除いた後、外壁に吸盤の跡が残ることがあります。
特に、ヘデラやナツヅタなどの種類は強い吸着力を持っており、外壁や塀にしっかりと根を張ります。
その結果、ツタを除去しても吸盤の跡が残り、建物の外観が損なわれてしまうのです。
さらに、ツタの成長によって外壁の塗装が剥がれると、まだら模様の跡が残ってしまい、新築時の美しい外観を取り戻すには再塗装が必要になります。
こうした修繕にかかる費用は高額で、一般的な外装塗装の相場は70万円〜となります。
参照元:遠鉄のリフォーム
見た目の悪化を防ぐためには、ツタが広がる前に定期的に剪定を行うことが効果的です。
しかし、定期的にツタの剪定するのは大変だと思いませんか?
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繁殖しすぎると家の中に侵入する
ツタの成長を放置すると、外壁や屋根を越えて建物内部に侵入することがあります。
特に、ツタは窓の隙間や換気口、屋根のひび割れなどからツタが入り込み、室内にまで繁殖します。
ツタが屋内に侵入すると、壁や天井に絡みつき、建物の構造に影響を与えるだけでなく、湿気を増やしてカビの発生を助長することがあります。
ツタが住宅の壁内に侵入して通し柱が腐った
引用元:日経クロステック
また、ツタが伸びた部分から害虫が入り込み、住環境が悪化する可能性も高まります。
近隣トラブルの原因になる
ツタが空き家から隣の住宅や土地にまで広がると、近隣トラブルの原因になります。
ツタの枝や葉が隣家の外壁や屋根に張り付いたり、庭に侵入したりすると、管理が不十分な空き家として苦情が寄せられることがあります。
実際に千葉県松戸市では、雑草繁茂や害虫等の発生により近隣住民から苦情が寄せられました。
引用元:国土交通省
こうしたトラブルを避けるため、ツタは定期的に剪定するようにしましょう。
空き家のツタを除去する3つの方法
前述の通り、空き家にツタが繁殖すると、外壁や屋根の劣化を引き起こし、不動産価値の低下につながる可能性があります。
そのため、早めの除去が必要です。
ツタの除去方法は下記の3つです。
- 手作業でツタを引き剥がす
- 除草剤を使用して枯らす
- 専門業者に依頼して徹底除去
それぞれのメリットやデメリットを理解し、状況に応じた対策を講じましょう。
手作業でツタを引き剥がす
ツタの除去方法として最も基本的なのが、手作業で引き剥がす方法です。
根元からツタを切り、外壁や屋根に絡みついた部分を慎重に取り除くことで、建物への影響を最小限に抑えながら除去できます。
この方法のメリットは、費用をかけずに作業できる点です。
特に新築や塗装がしっかりしている建物では、比較的簡単にツタを取り除くことが可能です。
ただし、ツタの種類によっては強力に外壁に張り付くものもあり、無理に剥がすと塗装が剥がれたり、外壁にダメージを与えるリスクがあります。
また、大量に繁殖したツタを手作業で完全に除去するには、時間と労力がかかるため、定期的な管理が求められます。
さらに、屋根や高所に伸びたツタを取り除く際は、転落事故の危険もあります。
空き家のツタの除去にお困りの方は、売却するのも一つの選択肢です。
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除草剤を使用して枯らす
手作業での除去が難しい場合や、再発防止を考えるなら、除草剤を使用する方法が効果的です。
ツタの根元や葉に直接除草剤を散布することで、内部から枯らすことができます。
特に、外壁や屋根に強く根付いている場合は、無理に引き剥がすよりも、先に枯らしてから除去する方が建物へのダメージを軽減できます。
除草剤には「液体タイプ」と「顆粒タイプ」の2種類があり、それぞれ適した用途で使い分けることが大切です。
液体タイプは、ツタの葉や茎に直接散布することで浸透し、植物全体を枯らす効果があります。
一方、顆粒タイプは土壌に撒くことで根に作用し、ツタを取り除いた後の再生を防ぐために使用されるのが一般的です。
除草剤にはデメリットもあり、効果が持続する顆粒タイプであっても、4~6カ月ほどで効力がなくなります。
そのため、年間で2~3回の散布を行う必要があります。
参照元:レインボー薬品株式会社
すぐに枯らしたい場合は液体タイプが適しており、散布の回数を年に1~2回程度に抑えたい場合は顆粒タイプを選ぶと良いでしょう。
専門業者に依頼して徹底除去
ツタの繁殖が広範囲に及んでいたり、手作業や除草剤では対処しきれない場合は、専門業者に依頼するのが最も確実な方法です。
業者による除去は、ツタの種類や建物の状態を考慮した上で、最適な方法を選んで行われるため、より安全で効果的です。
専門業者のメリットは、作業の手間を省けるだけでなく、建物へのダメージを最小限に抑えながら確実にツタを取り除ける点です。
特に、屋根や外壁にツタが深く根を張っている場合は、プロの技術が必要になります。
さらに、ツタの再発防止対策として、外壁の塗装やコーティング処理を施してくれる業者もあります。
ただし、業者に依頼する場合、例えば2階建て1軒家だと30,000〜60,000円の費用がかかるため、事前に見積もりを取ることが重要です。
参照元:グリーン企画
所有者が遠方に住んでいて自分で管理ができない場合などは、こうしたサービスを利用するのも有効な選択肢となるでしょう。
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放置すると建物の劣化や害虫の発生につながる可能性があります。
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まとめ
この記事では、「空き家になぜツタが生えるのか」について解説しました。
ツタは生命力が強く、外壁の隙間や日当たりの影響を受けながら成長し、人の手が入らない空き家に特に繁茂しやすいことが分かりました。
さらに、ツタが外壁を劣化させたり害虫を引き寄せたりすることで、空き家の状態を悪化させるだけでなく、近隣住民とのトラブルにもつながる可能性があります。
そのため、手作業での除去や除草剤の使用、専門業者への依頼など、適切な方法で早めの対策を取ることが重要です。
空き家のツタを放置せず、環境や周囲への影響を考えた管理を心掛けましょう。