空き家の活用はまちづくりの第一歩|全国の事例9選を紹介

空き家問題は、地域の衰退や防犯面での課題を引き起こしています。

しかし、一方で空き家を有効活用し、まちづくりに役立てる動きも活発化しています。

実際に、千葉県松戸市の「MAD Cityプロジェクト」や広島県尾道市の「尾道空き家再生プロジェクト」など、成功事例も多数存在します。

この記事では、全国各地の空き家活用の成功事例9選を紹介し、空き家を地域資源として活かす方法を探ります。

活用が難しい場合の解決策も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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空き家を活用したまちづくりとは

空き家を活用したまちづくりとは、放置された住宅や建物を改修・再生し、地域活性化につなげる取り組みです。

全国的に空き家問題に取り組む中で、自治体やNPO法人、民間企業などが連携し、具体的な活用策を検討・実施しています。

例えば、以下のような方法で空き家を活用します。

  • 空き家をリノベーションして新たな住民を呼び込む
  • オフィスやカフェ、ワークスペースとして利活用し、地域経済を活性化
  • 地域住民が交流できる拠点を作り、コミュニティの再生をはかる

空き家のまちづくりには、補助金や固定資産税の軽減措置など、制度を活用することで負担を抑えることが可能です。

個人で空き家をリフォームする場合の費用相場と補助金については、こちらでも紹介しています。

空き家リフォーム費用相場と補助金の活用
空き家リフォームに使える補助金や費用相場を徹底解説!リフォームの目的や活用方法、建て替えとの違いも紹介。耐震補強や水回り改修の費用相場、補助金の申請方法・活用事例まで詳しく解説。補助金を活用して賢くリフォームを進めるポイントをチェックしましょう!

空き家をまちづくりに活かすには、地域の特性を理解し、住民や自治体、企業が一体となって空き家の再生に取り組むことで、持続可能な地域づくりが実現できるでしょう。

空き家はうまく活用することでまちづくりのきっかけになりますが、まちづくりは地域全体での活動が必要になります。

地域で空き家を活用したまちづくりの動きがない場合は、活用してくれる個人・団体に空き家を託すことのできる、売却の検討をおすすめします。

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空き家を活用したまちづくりの成功事例9選

空き家を活用したまちづくりの成功事例を9つ紹介します。

千葉県松戸市のMAD Cityプロジェクト

千葉県松戸市で実施されている「MAD Cityプロジェクト」は、空き家や空きスペースを活用したまちづくりの成功事例の一つです。

千葉県松戸市のMAD Cityプロジェクト

参照元:MAD City

松戸駅前、半径500mをまちづくりエリアとしてプロジェクトを進めています。

MAD Cityで移住者向けに紹介している物件は「改装可能・原状回復不要」の賃貸物件です。

移住者は物件を自分好みにリフォームして住むことができます。

また、入居者向けのイベントを定期的に開催したり、地域住民との交流を促進したりするイベントを行なっています。

MAD Cityプロジェクトをきっかけに、松戸市へ200人の移住と、事務所移転を達成しました。

この取り組みは、単なる空き家対策ではなく、クリエイティブなまちづくりのモデルケースとして注目されています。

広島県尾道市の尾道空き家再生プロジェクト

広島県尾道市で進められている「尾道空き家再生プロジェクト」は、古民家や空き家を再生し、観光や移住促進に結びつけた成功事例です。

広島県尾道市のガウディハウス

参照元:NPO法人尾道空き家再生プロジェクト

 

NPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」が中心となって進めています。

尾道市は風情ある街並みが魅力ですが、高齢化や人口減少によって空き家の増加が課題となっていました。

空き家物件をゲストハウスや店舗に改装し、ボランティアとともに物件の改装を進めたり、物件を活かしたイベントを定期的に実施。

尾道市と協動し、移住希望者向けの空き家バンクの窓口としても活動しています。

尾道の成功事例から学べるのは、空き家の利活用には地域の特性を活かし、多様な活用方法を検討することが重要であるという点です。

所有者や地域住民の協力を得ながら、持続可能なまちづくりを進めることが、空き家問題の解決につながるでしょう。

長崎県長崎市の斜面地・空き家活用団体「つくる」

長崎県長崎市は、日本有数の急斜面地が広がる地域であり、空き家の管理や再生が課題となっています。

そんな中、空き家を活用したまちづくりに取り組んでいるのが、任意団体「斜面地・空き家活用団体つくる」です。

こちらの団体は、築70年の空き家をシェアハウス兼コミュニティスペース「つくる邸」として再生

つくる邸のオープンデーを設けたり、や地域の人たちとの交流イベントを開いたりと、地域との交流も定期的に行なっています。

長崎県長崎市のつくる邸

参照元:斜面地・空き家活用団体つくる

 

その後も長崎市の空き家を店舗として再生したりと、活動を続けています。

この取り組みの特徴は、空き家を改修するだけでなく、斜面地の暮らしについてSNSで投稿を行ったり、地域との交流を定期的に行ったりして、まちの魅力を伝えていることです。

徳島県海部郡牟岐町の出羽島プロジェクト

徳島県海部郡牟岐町にある出羽島は、人口減少と空き家の増加が進む離島の一つです。

この課題を解決するためにスタートしたのが「出羽島プロジェクト」です。

このプロジェクトは、島の空き家を再生し、移住希望者や観光客が滞在できる施設として活用することで、地域の持続可能な発展を目指しています。

大学生が主体となって活動しているNPO法人「ひとつむぎ」が主催となり、スタートしました。

徳島県海部郡牟岐町の出羽島プロジェクト

参照元:コロカル

改修の前に、団体のメンバーたちは出羽島を理解するためのワークショップを何度も行い、地元の人との交流を深めながらプロジェクトは進められました。

そして空き家は、島の交流施設としてオープンしました。

神奈川県横須賀市のKGU空き家プロジェクト

神奈川県横須賀市で進められた「KGU空き家プロジェクト」は、大学と地域が協力して空き家を再生する取り組みです。

関東学院大学(KGU)の学生が主体となっている点が特徴です。

このプロジェクトでは、空き家を学生の活動拠点や地域住民の交流スペースとして改装しました。

神奈川県横須賀市のKGU空き家プロジェクト

参照元:ROOMBLOOM

 建築を学ぶ学生が実際にリノベーション作業に参加することで、実践的な学びの場ともなっています。

横須賀市のKGU空き家プロジェクトは、教育機関と地域が一体となって進める新しい形の空き家活用事例であり、全国の大学や自治体が参考にできるモデルケースとなっています。

群馬県高崎市の0号館プロジェクト

群馬県高崎市の「0号館プロジェクト」は、高崎経済大学の学生が改修・運営するコミュニティスペースです。

高崎経済大学から徒歩100歩のところにある空き家を改修しました。

群馬県高崎市の0号館プロジェクト

参照元:0号館

大学と街をつなぐ施設になってほしいという思いで運営されており、地元の人たちが参加するイベントや野菜直売会を定期的に開催しています。

兵庫県丹波篠山市の取り組み

兵庫県丹波篠山市では、歴史的な町並みを維持しながら、空き家を活用したまちづくりが進められています。

この地域は古民家が多く残る一方で、高齢化や人口減少により空き家が増加しています。

こちらは民間の会社が主導となって「篠山城下町ホテルNIPPONIA」プロジェクトを進めました

空き家ホテルの活用事例

参照元:【公式】篠山城下町ホテル NIPPONIA

これは、歴史的な古民家をホテルとして改修し、観光資源として活用する取り組みで、全国的にも成功事例として知られています。

ホテルの運営には地域の事業者も関わり、地元の食材を活かしたレストランやワークショップなどを提供することで、地域経済の活性化にも貢献しています。

改修のための資金調達は、民間の融資を元に行いました。

そして、県の国家戦略特区の制度を利用して旅館法の壁をクリアし、プロジェクトを実現させました。

長崎県小値賀町の取り組み

長崎県の離島、小値賀町では、空き家を活用して観光と移住促進を両立させるまちづくりが進められています。

小値賀町では「古民家ステイ」プロジェクトを実施し、空き家の活用を進めています。
空き家ホテルの活用事例

参照元:古民家について | おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町

このプロジェクトでは、島内に点在する空き家を改修し、分散型ホテルとして運営しています。

特徴的なのは、観光客が島全体を散策しながら、地域の自然や文化を体験できる仕組みを提供している点です。

成功の要因として、地元住民の理解と協力、地域資源の効果的な活用、そして観光客に寄り添ったサービス設計が挙げられます。

これらの要素を組み合わせることで、持続可能な観光モデルとして機能しています。

小値賀町の取り組みは、離島という特性を活かしながら、空き家を有効活用するモデルケースとして注目されています。

長野県下諏訪町の取り組み

長野県下諏訪町は、温泉や歴史的な町並みが魅力的なエリアですが、人口減少による空き家の増加が課題となっています。

その解決策の一つとして、町はかつて国が管理していた空き施設を改修し「しごと創生拠点施設ホシスメバ」の運営を始めました。

長野県下諏訪町のホシスメバ

参照元:下諏訪町

 こちらは下諏訪町を拠点として起業を考えている方などを対象としたシェアハウスです。

また、移住ポータルサイトにて、実際に空き家を活用して住んでいる様子を紹介しています。

ここでは実際の空き家活用方法を具体的に見ることができます。

さまざまな事例を紹介しましたが、空き家をまちづくりに活用するためには企業や団体が中心となって活動しているケースが多く、個人の空き家をまちづくりにつなげるのは難しい場合もあります。

地域で空き家を活用したまちづくりの動きがない場合は、活用してくれる個人・団体に空き家を託すことのできる、売却の検討をおすすめします。

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空き家をまちづくりに活用するのが難しい場合はアルバリンクへ相談

空き家を活用したまちづくりには、多くの可能性がある一方で、所有者自身が適切な活用方法を見つけるのが難しい場合もあります。

そのため、活用方法が思いつかない場合は空き家を売却し、必要としている人に託すのがおすすめです。

弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の幅広い訳あり物件を積極的に買い取っている買取業者です。

築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。

実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。

イットで紹介されました

空き家でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
弊社スタッフが、あなたのお悩みを解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。

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まとめ

この記事では、空き家を活用したまちづくりについて解説し、全国各地の成功事例を9つ紹介しました。

千葉県松戸市のMAD Cityプロジェクトや広島県尾道市の尾道空き家再生プロジェクトなど、多様な取り組みが地域活性化につながっています。

空き家を有効活用することで、地域の魅力を引き出し、新たなコミュニティが生まれる可能性があります。

しかし、実際に活用するには課題も多く、専門的な支援が必要な場合もあります。

個人で空き家をまちづくりへの活用につなげるのが難しい場合は、売却を検討するのもおすすめです。

この記事の監修者

株式会社AlbaLink 代表取締役 河田 憲二

株式会社AlbaLink社長の河田憲二です。弊社は空き家やなど訳あり物件の買取再販を行う不動産業者です。弊社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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