空き家バンクとは?基本情報と仕組み
空き家バンクは、空き家の所有者と利用希望者をマッチングする自治体運営の制度です。
空き家の有効活用や地域活性化、移住促進を目的としており、各自治体のホームページのほか、LIFULLやアットホームが運営する「全国版空き家バンク」 で物件情報が公開されます。
「全国版空き家バンク」では、自治体をまたいで物件を検索できるため、購入希望者にとって利便性が高く、所有者もより多くの人に物件をアピールすることが可能です。
参照元:国土交通省
不動産の仲介は宅建業の資格が必要なため、自治体のサポートには限りがあり、マッチング後の契約手続きは基本的に所有者と希望者で直接行います。
一部の自治体では、提携する民間の宅建業者が手続きを引き継ぐケースもありますが、原則として当事者同士で進める必要がある点に注意が必要です。
自治体が運営するため安心感はありますが、不動産会社を介さない分、契約までに手間や時間がかかることもあります。
自分で手続きを進めることに不安がある場合や、空き家を早く売却したい場合は、不動産買取業者に査定を依頼するのも一つの方法です。
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空き家バンクの利用手順
空き家の所有者が空き家バンクを利用する際、基本的な流れは以下の通りです。
- 自治体に申請・登録
- 空き家バンクに掲載
- 希望者が物件を見学
- 売買条件の交渉
- 契約手続き
空き家バンクへの登録は、自治体の窓口やホームページから申請できます。
申請時には、物件の所在地や敷地面積、建物の状態を確認する書類の提出が必要です。
自治体の審査で問題がなければ、物件情報が公開されます。
購入希望者が現れると、日程を調整して実際に物件を見てもらい、その後、価格や引渡し条件の交渉を経て、双方が合意すれば契約へと進みます。
空き家バンクへの登録や契約の流れは、自治体によって異なるため、希望するエリアの情報を事前に確認しておくと安心です。
登録は比較的簡単にできますが、すぐに買い手が見つかるとは限りません。
できるだけ早く空き家を手放したい場合は、買取業者に査定を依頼し、適正価格を確認してみると良いでしょう。
買取なら、買い手を探す手間が省け、短期間で売却できる可能性があります。
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空き家バンクの4つのメリット
空き家バンクは自治体が運営しており、不動産会社を介さずに利用できるのが特徴です。
ここでは、空き家バンクを活用する4つのメリットを紹介します。
- 仲介手数料がかからない
- 無料で物件を掲載できる
- 資産価値に関わらず掲載可能
- 補助金や助成金が利用できる場合がある
それぞれ詳しく解説します。
仲介手数料がかからない
空き家バンクは自治体が運営しているため、仲介手数料が不要です。
通常、不動産会社を通じて売却を行う場合、物件価格に応じた仲介手数料がかかります。
たとえば、400万円を超える不動産取引では、以下の計算式に基づいて手数料が決まります。
物件価格の3%+6万円(税別)
参照元:不動産ジャパン
空き家バンクの利用では、この手数料を支払う必要がなく、売却コストを抑えることができます。
無料で物件を掲載できる
一般的な不動産売却では広告掲載に費用がかかる場合がありますが、空き家バンクなら自治体が物件情報を公開するため、無料で掲載できます。
また、地方の空き家は不動産会社の対応エリア外となり、ポータルサイトに掲載できないケースもあります。
その点、空き家バンクなら自治体のウェブサイトや全国版空き家バンクを通じて、広く情報を発信することが可能です。
無料で物件を周知でき、売却のチャンスが広がるのは、空き家バンクならではのメリットといえるでしょう。
資産価値に関わらず掲載可能
空き家バンクなら、不動産市場で敬遠されがちな資産価値の低い物件でも掲載できます。
空き家の活用や地域活性化を目的とし、その地域で暮らしたい人とのマッチングを重視しているためです。
移住希望者の中には「安く購入してリノベーションしたい」「家庭菜園ができる広い土地を探している」といったニーズを持つ人も多く、築年数の古い住宅や立地条件が悪い物件でも魅力的に映ることがあります。
通常なら売れにくい物件も、空き家バンクを活用することで新たな活用の道が開けるでしょう。
空き家バンクに登録したものの買い手が見つからず、早く手放したいとお困りの場合は、買取業者に査定を依頼し、最適な売却方法を検討するのもおすすめです。
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補助金や助成金が利用できる場合がある
空き家バンクでは、自治体によって補助金や助成金を受けられる場合があります。
支援内容は地域ごとに異なり、住宅の改修費、耐震工事費、家財処分費など、さまざまな費用が対象です。
具体的な内容は、国土交通省「全国地方公共団体空き家・空き地情報サイトリンク集」の各自治体の公式ウェブサイトから確認できます。
たとえば、福岡県八女市では、家財撤去費用として最大10万円、改修工事費用として最大50万円の補助制度が設けられています。
参照元:八女市
こうした支援制度を活用すれば、所有者と希望者双方の経済的負担が軽減され、マッチングしやすくなります。
空き家を売却する際のコストはできるだけ抑えたいもの。まずは、各自治体のホームページや担当窓口で利用できる制度を確認し、賢く活用しましょう。
空き家バンクの3つのデメリット
空き家バンクは、費用負担を抑えつつ売却を進められるのが魅力ですが、利用する際に注意すべき点もあります。
事前に把握しておきたいデメリットは以下の3つです。
- トラブルが起こりやすい
- 自分で希望者とやり取りをする必要がある
- 売却までに時間がかかる
それぞれ詳しく解説します。
トラブルが起こりやすい
空き家バンクを利用する際は、所有者と希望者で手続きを進めるケースが多いため、トラブルが発生しやすいです。
価格交渉や契約内容の認識違いが原因で、「当初の話と違う」といった問題に発展することがあります。
また、古民家や築年数の古い住宅では、現行の建築基準を満たしていなかったり、耐震性能が不足していたりする可能性があるため注意が必要です。
こうしたトラブルを防ぐには、事前に建物の状態や敷地、構造に問題がないかを専門家に確認してもらうと良いでしょう。
必要があれば修繕を行い、物件の状況を包み隠さず正確に伝えることが大切です。
個人間取引にはリスクが伴います。契約内容は必ず書面に残し、口約束だけで進めないようにしましょう。
不安がある場合は、専門家のサポートを活用することをおすすめします。
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自分で希望者とやり取りをする必要がある
前述の通り、空き家バンクでは基本的には当事者同士で直接やり取りをする必要があるため、それを負担に感じることもあります。
内見の日程調整や売却手続きもすべて自分で対応しなければならず、契約に関する書類の準備や手続きは、不動産取引に不慣れな人にとっては難しく感じるかもしれません。
また、物件の価格やリフォームの必要性、成約までの流れを分かりやすく説明できなければ、交渉が難航する可能性があります。
スムーズに契約を進めるには、事前に自治体のホームページや窓口で必要な手続きを確認し、準備を整えておくことが大切です。
売却までに時間がかかる
空き家バンクに物件情報を登録しても、希望者が見つかるまでに時間がかかることがあります。
仲介手数料や広告費をかけずに活用できるメリットはありますが、自治体は不動産会社のように積極的な売却活動を行わないため、売却のスピードには期待できません。
物件情報が公開された後は、基本的に買い手が現れるまで待つしかなく、販売活動の主体は所有者自身です。
新着物件として公開された直後や人気のある移住先では注目を集めやすいものの、希望者が見つかるまでに数ヶ月かかることが一般的です。
エリアの需要によっては1年以上売却が難しいケースもあります。
すぐに空き家を売却したい場合は、空き家バンクの利用と並行して買取業者への依頼も検討すると良いでしょう。
空き家を手放すなら買取も視野に入れよう
空き家を手放す方法として、空き家バンクのほかに「買取」を検討するのも一つの選択肢です。
ここでは、買取の特徴と空き家バンクとの違いを紹介します。
買取の特徴
買取は、不動産会社や買取業者が空き家を直接購入する方法です。
業者が直接買い取るため仲介手数料がかからず、買主を探す手間や管理の負担がなくなります。
数週間から数ヶ月で成約することが多く、短期間でスムーズに売却できるのが特徴です。
空き家バンクと同様に、築年数の古い物件も対象となるため、通常の不動産市場では売れにくい物件でも売却のチャンスがあります。
修繕やリフォームをせずにそのままの状態で買取してもらえるため、余計なコストをかけたくない場合にも適しています。
ただし、買取業者は再販を前提としているため、市場価格より買取価格が低くなるのが一般的です。
空き家の買取相場について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。価格に影響を与える要因や、高く売るためのポイントも解説しています。

できるだけ高く売りたい場合は、空き家バンクや一般の不動産売却と比較しながら検討すると良いでしょう。
「早く現金化したい」「管理の負担から解放されたい」と考えている場合、買取は有力な選択肢となります。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、空き家を専門に買い取っている買取業者です。
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空き家バンクと買取の比較
空き家バンクと買取には、それぞれ異なる特徴があります。
主な違いを以下の表にまとめました。
項目 | 空き家バンク | 買取 |
---|---|---|
売却スピード | 遅い(買主が見つかるまで時間がかかる) | 早い(業者が直接購入) |
価格 | 市場価格に近い価格で売れる可能性がある | 市場価格より低めになりやすい |
物件の状態 | 修繕が必要な場合がある | 修繕不要でそのまま売却可能 |
買主 | 一般の個人(移住者など) | 不動産会社や買取業者 |
成約までの流れ | 自分で交渉や手続きが必要な場合が多い | 不動産会社や買取業者が担当 |
空き家バンクは、高値で売却したい人や、地域活性化に貢献したい人に向いています。
一方で、買取は「すぐに売りたい」「交渉の手間を減らしたい」場合に適した選択肢です。
空き家バンクと買取業者の両方を活用できる地域では、まず空き家バンクに登録し、なかなか売却が決まらなければ買取を検討するのも一つの方法です。
空き家を売るときは、「できるだけ高く売りたい」のか「早く売却したい」のかをはっきりさせることが大切です。
そのうえで、物件の状態や売却条件を整理し、自分に合った方法を選びましょう。
空き家を手放したいならアルバリンクへ相談
空き家バンクは、所有者と希望者をつなぐ便利な制度ですが、なかなか買い手が見つからないこともあります。
買取業者なら、すぐに査定・買取が可能です。
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弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の幅広い訳あり物件を積極的に買い取っている買取業者です。
築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。
実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。
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まとめ
この記事では、「空き家バンク」の基本情報や仕組み、利用手順、メリット・デメリットについて詳しく解説しました。
空き家バンクは、自治体が運営する安心感があり、補助金や助成金を活用できる点も魅力です。
ただし、トラブルのリスクや手続きの負担、売却までに時間がかかることを理解した上で利用することが大切です。
もし早く空き家を手放したい場合は、買取という選択肢も検討するとよいでしょう。
空き家の処分に悩んでいる方は、ぜひアルバリンクへ相談し、最適な方法を見つけてください。