放置は厳禁!人が住んでいない家が劣化する理由と対処法を解説

人が住んでいない家が劣化する原因と防止対策まとめ 空き家の管理

「実家が空き家のままになっているけれど、そのままでも大丈夫だろうか…」そんな不安を感じていませんか?

実は、人が住んでいない家は、想像以上に早く劣化が進むものです。

カビや害虫の発生、配管の劣化、木材の腐敗など、人の手入れがないだけで建物は急速に傷んでいきます。

建物の劣化を放置すると、資産価値が下がるだけでなく、「特定空き家」に指定され、強制撤去や増税となる可能性もあるのです。

この記事では、以下の内容をわかりやすく解説します。

最後まで読むと「空き家をどう管理すべきか」「空き家をどう活用するか」が明確となります。

もし「定期的に管理できない」「修繕費がかさんで困っている」と感じているなら、買取業者への売却がおすすめです。

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人が住んでいない家が劣化する4つの理由

空き家が劣化しやすい理由

人が住んでいない空き家は、通常の住宅と比べて劣化が早く進行する傾向があります。

人が住んでいない家が劣化する理由は以下の4つです。

それぞれの理由について、確認します。

なお、空き家を放置が絶対NGの理由などについては、以下の記事にてくわしく解説しています。

空き家を放置するのは絶対NG!知らないと損する5つの理由
空き家を放置すると資産価値の低下や税負担、行政指導など深刻なリスクが!特定空き家の基準や対策も紹介。損したくない人必見!

湿気がこもりやすい

空き家は定期的な換気がされないため、空気がこもりやすく、湿気がたまります。

室内に湿気がこもると、以下の被害が出やすくなります。

  • 畳の膨張
  • カビの発生
  • シロアリの発生
  • 構造材の腐食

こうした被害を発生させないためにも、空き家は放置せず、こまめなチェックと管理を行う必要があるのです。

給排水管・ガス管が使われない

長期間使用されていない給排水管やガス管は老朽化が進み、サビや腐食による破損リスクが高まります。

たとえば、給排水管の内部に水アカや汚れが沈着したり、サビやつまりが発生して腐食が進行したりするのです。

ガス管の場合、長期間放置されることでガス漏れが発生することもあります。

その場合、火災や爆発といった重大な事故を引き起こす恐れもあるのです。

また、給排水管やガス管の老朽化を放置すると、いざ再利用する際に、大規模な修繕が必要となる可能性が高まります。

空き家のまま放置して給排水管・ガス管が使われない場合、建物の劣化だけでなく、周囲へ被害が及ぶ可能性や、将来的に大きな費用がかかる可能性があるのです。

雨漏りや構造劣化に気づきにくい

空き家は定期的な点検が行われないことが多く、雨漏りや構造劣化といった異常に気づきにくいという問題があります。

雨漏りや構造劣化は、目に見えない場所で進行するため、気づきにくいのです。

放置が続けば建物全体にダメージが及び、倒壊のリスクあります。

特に木造住宅は、構造の一部が雨水に弱く、劣化が進行しやすいため注意が必要です。

害虫・害獣が侵入しやすい

空き家は人の出入りが少ないため、害虫や害獣の格好の住処になりやすいという問題があります。

ネズミやシロアリ、ゴキブリなどは、建物内部に静かに侵入して繁殖します。

害虫・害獣の発生は、木材の腐食や感染症のリスク、さらには近隣住民への迷惑にもつながるため、深刻な社会問題にも発展しています。

害虫・害獣の被害は、放置していると急速に悪化するため、発見したら、直ちに対応する必要があるのです。

人が住んでいない家を放置することによる4つのリスク

空き家を放置すると生じるデメリット
人が住んでいない家、いわゆる「空き家」を放置することは、資産面・防犯面・近隣関係に至るまで多くのリスクを引き起こします。

空き家の放置は、想像以上に多方面に悪影響を及ぼします。

主なリスクは、以下の4つです。

リスクの詳細を解説します。

資産価値の低下

1つ目は、資産価値が低下するリスクです。

空き家を放置すると、建物の劣化が進行し、資産価値が大幅に低下します。

これは湿気やカビ、害虫の繁殖、屋根や外壁の破損、給排水管の腐食などが進むからです。

そのため、長期間放置された空き家は、リフォーム費用がかさむ傾向にあります。 

資産価値の低下を避けるためには、点検や換気、掃除といった基本的な管理のほか、不動産会社への査定依頼や早期売却の検討が効果的です。

資産価値を守るためには、「空き家だからこそ管理が必要」という意識を持つことが重要です。

「特定空き家」に指定される可能性

2つ目は「特定空き家」に指定されるリスクです。

空き家を放置し続けると、「特定空き家」として行政から指定を受ける恐れがあります。

指定を受けると、指導・勧告を経て最終的に行政代執行による解体が行われる場合もあります。 

「特定空き家」に指定されると、固定資産税などの住宅用地特例が適用されなくなるため、固定資産税が最大で6倍になってしまうのです。

参照元:国土交通省

以下の要件にあてはまると「特定空き家」に指定される可能性があります。

  • 保安上危険である
  • 衛生上有害である
  • 景観を悪化させる
  • 周辺の生活環境に影響を与える

参照元:国土交通省

専門家や管理会社に依頼することで、指定リスクを軽減できます。 

犯罪・不審火などの防犯上のリスク

3つ目は防犯上のリスクです。

空き家は人の目が届きにくく、防犯上のリスクが高まります。

放置された住宅は、不審者の侵入や放火といった犯罪行為のターゲットになりやすいからです。

令和5年10月に愛知県警が出したデータによると、住宅での窃盗被害件数は侵入盗の約13%を占めています。

参照元:愛知県警

侵入者による窃盗や不法占拠は、近隣住民に不安を与える原因にもなります。

防犯は建物の資産価値だけでなく、地域の安心にも関わる重要な要素です。

空き家を「危険な場所」にしないために、継続的な管理と防犯意識の向上が求められます。

近隣住民とのトラブルの発生

4つ目は近隣住民とトラブルになるリスクです。

外観の悪化や悪臭、雑草の繁茂、害虫・害獣の発生などが周囲に悪影響を及ぼすからです。

こうした事態は、地域全体の環境悪化や住民の不満につながります。 

定期的な掃除や草刈り、点検、さらには害虫駆除の実施が、こうしたトラブルを未然に防ぐ方法です。

自分での管理が難しい場合は、専門の管理会社に委託することも効果的な選択肢です。

放置を避け、地域との調和を意識した対応が求められます。

人が住んでいない家の劣化を防ぐ3つの方法

室内換気 空き家を放置すれば、建物の劣化や不具合が加速度的に進行します。

しかし、いくつかの基本的な対策を講じることで、長期間にわたって住宅の資産価値を保ち、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

人が住んでいない空き家の劣化を防ぐ方法は、以下の3つです。

具体的な内容を見てみましょう。

定期的な換気と通水の実施

空き家の劣化を防ぐ上で最も基本的かつ効果的な対策が、「換気」と「通水」です。

これらは、建物内部に湿気がこもることや、水道管・排水管の腐食やサビの発生を防ぐ役割を果たします。

国土交通省が行った調査によると、空き家管理として実際に行っていることの中で、「住宅の通風・換気」は、64.1%を占めています。

参照元:国土交通省

実際の対策としては、月1〜2回程度の頻度で窓やドアを開けて空気を入れ替え、水道の蛇口から数分間水を流すといったことがあげられます。

定期的な換気と通水は費用対効果も高く、住宅の資産価値維持に大きく貢献するでしょう。

害虫・害獣対策の徹底

空き家では人の出入りがない分、ネズミやゴキブリ、シロアリといった害虫・害獣の侵入・繁殖が起こりやすくなります。

これらは木材の腐食や配管の破損、悪臭の発生といった深刻な劣化要因につながります。

対策としては、出入り口や隙間の封鎖、防虫・防獣ネットの設置、害虫駆除薬の設置が基本です。

また、屋根裏や床下など人目につかない場所のチェックも重要です。

さらに、専門の業者に年1回程度の点検・駆除を依頼することでリスクを大幅に軽減できます。

害虫・害獣対策は、建物の安全性と衛生環境を守る上で欠かせません。

建物のメンテナンス

空き家の劣化防止には、建物そのものの定期的なメンテナンスが不可欠です。

屋根や外壁、ドア、配管、雨樋などの部分は特に傷みやすく、定期的なチェックと修繕が必要です。 

住宅を管理している人のうち、53.9%が住宅の傷みや雨漏りなどのチェック・修繕を行っています。

参照元:国土交通省

特に木造住宅は木材の劣化が早いため、湿気やシロアリ対策も並行して行う必要があります。

専門の不動産会社や管理会社に委託すれば、負担も軽減できます。 

空き家も“住まい”である以上、放置せずにしっかりと向き合うことが重要です。

人が住んでいない家の活用・売却という4つの選択肢

空き家のリノベーション活用事例

空き家を放置しておくと劣化が進み、固定資産税や管理費用などの負担が増すだけでなく、倒壊や近隣トラブルのリスクも高まります。

こうしたリスクを避けるため、空き家は以下の4つの選択肢を検討すると良いでしょう。

賃貸物件としての活用

空き家を賃貸物件として活用すれば、管理の手間を軽減しながら安定した収入を得ることができます。

入居者によって、換気や掃除などの手入れが日常的にされるため、劣化が急速に早まる心配もありません。

ただし、賃貸として貸し出す前に、リフォームや修繕、給排水管や水道の確認、シロアリなど害虫被害のチェックが必要です。

賃貸活用は、建物の寿命を延ばしつつ、所有者にとっても資産の有効活用につながります。

解体して更地活用する方法

老朽化が進みすぎた空き家や、倒壊の恐れがある場合は、解体して更地として活用する方法があります。

建物を撤去すれば維持費や修繕費が不要になり、土地を再利用する際には自由度が広がります。 

たとえば、駐車場や家庭菜園、賃貸用土地としての活用も検討可能になるでしょう。

ただし、更地にする場合は、以下の2点に注意が必要です。

  • 解体費用がかかる
  • 建物の固定資産税の軽減措置がなくなり、税金が上がる可能性がある

更地にする際は、解体することで負担する費用も考慮し、慎重に検討しましょう。

空き家バンクや地域活用プログラムの利用

空き家バンクや自治体の地域活用プログラムを利用することで、空き家を有効活用しながら地域活性化にも貢献できます。

空き家バンクとは、自治体などが空き家の売りたい人と買いたい人・借りたい人をつなぐための情報提供制度です。


国土交通省の調査によると、平成29年のアンケートに回答した1,365の自治体のうち、全体の56%となる、763自治体で空き地・空き家バンクが設置されていました。

参照元:国土交通省

「空き家はどうせ売れない」と諦めず、こうした制度をうまく活用すれば、空き家を活用することができます。

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空き家を手放したい、管理が難しいという場合には、専門業者への売却することで、資産の整理ができます。

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まとめ

この記事では、人が住んでいない家が劣化する理由や放置するリスク、劣化を防ぐ方法、活用・売却の選択肢について解説しました。

空き家は湿気や害虫などの影響で急速に劣化し、資産価値の低下や近隣トラブルを招く恐れもあります。

こうしたリスクを避けるためにも、定期的な管理や早めの活用・売却を検討しましょう。

大切な資産を守る第一歩として、「人が住んでいない家」の今後について、ぜひ行動を起こしてみてください。

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監修者
株式会社AlbaLink代表取締役:河田憲二

河田憲二

株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。弊社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者で、東京証券取引所グロース市場にも上場しています。AlbaLinkのサービスサイトである「空き家買取隊」の運営者も務めています。 【保有資格】宅地建物取引士

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