空き家の整理・片付け方法
空き家を整理・片付けする際は、以下の二つの方法があります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、状況に応じてどちらの方法で進めるか決めましょう。
なお、業者にお願いする場合も最初は自分でやる必要があります。
自分で行う
家財道具やゴミの量が少ないうえ、家から近い場所に空き家がある場合は、自力での空き家整理が向いています。
空き家の整理にかかる費用は、粗大ゴミの回収手数料とゴミ袋代のみです。
業者に依頼するより安く抑えられます。
ただし、家財道具や雑貨・衣類などの量が多い場合、仕分けや搬出に時間がかかってしまいます。
また、大型の家具・家電は一人では運び出せないため、家族の手助けが必要です。
なお、自分で荷物の整理をする際に遺言書(自筆証書遺言)を見つけたら、扱いに注意しましょう。
遺言書は家庭裁判所に提出する必要があり、勝手に開封してしまうと5万円以下の過料を課されます。
参照元:民法1005条
向いているケース
- 家財道具・荷物が少ない
- 空き家が住んでいる地域の近くにある
- 家族をはじめ協力者がいる
業者に依頼する
大量の不用品の処分が必要なうえ、遠方に空き家がある方は、業者に空き家整理を依頼するのがおすすめです。
プロのスタッフが家財道具の仕分けと搬出、掃除まで一括で対応し、短時間で整理を終えられます。
なお、立ち合い不要のサービスもあるので、遠方の空き家整理の依頼も可能です。
ただし、処分する家財道具の量や空き家の立地次第では、10万円以上かかる可能性があります。
また、行政の許可を得ていない業者も一定数存在するため、依頼する業者を選ぶ際は注意が必要です。
向いているケース
- 家財道具・荷物が多い
- 遠方に空き家があり頻繁に通えない
- 協力者がいない
- 荷物整理から清掃まで一括で頼みたい
もし、空き家の売却を前提とした荷物整理を検討している場合は、不動産買取業者に相談してみることをおすすめします。
荷物が残っている状態でも売却できるうえ、業者に依頼してから売却するより手元に残るお金が多くなる可能性もあります。
アルバリンクは、家具・家電や荷物が残っている状態の空き家も買い取ってきた実績があります。
査定・相談は無料ですので、売却を考えている方はぜひお気軽にご相談ください。
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【自分で行う場合】空き家の整理・片付けの進め方
自分で空き家の整理・片付けを行う場合、以下の手順で進めます。
道具の準備
空き家の中を整理する前に、以下のものを準備しましょう。
- 段ボール箱(保管用)
- ガムテープ
- マジック(荷物のラベリング用)
- 大きめのゴミ袋
自治体によっては指定のゴミ袋でゴミを出す必要があるため、事前に確認が必要です。
なお、荷物整理だけでなく空き家の掃除もする場合、以下の道具も準備しましょう。
- 軍手
- マスク
- 掃除機(室内の掃除用)
- ほうき・ちりとり(庭掃除用)
- 雑巾(拭き掃除用)
家財の仕分け
荷物や家具を以下の2つに分類することで、整理がスムーズになります。
- 残すもの
- 処分するもの
「残すもの」に分類すべき家財は主に以下のとおりです。
- 遺言書
- 不動産の権利書(登記済証)
- 預金通帳
- 保険証券
- 思い出のある品
- 今後使う予定のある家財
相続手続きや大切な思い出の共有に欠かせない物品ですので、間違って捨てないようにしましょう。
一方、以下の家財は、「処分するもの」に分類しましょう。
- 衣類
- 家具・家電
- 食器
- 本・雑誌
- その他日用品
なお、思い出の品、または今後も使う家財として残すべきか判断に迷う場合は、一旦残して、親族間で相談しましょう。
ゴミの処分
家財の仕分けが完了したら、不要なものを適切な方法で処分していきます。
各自治体の分別ルールに従って、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミに分別して捨てましょう。
また、自治体によっては家具・布団などの粗大ゴミを捨てる際、事前予約が必要です。
自己判断せずに、自治体のサイトにてゴミの出し方を確認したうえで処分しましょう。
参照元:粗大ごみの出し方|江東区
なお、エアコンやテレビ、洗濯機、冷蔵庫などの家電は、自治体では回収できません。
家電を購入した店舗、もしくは各自治体が指定する方法に従って回収を依頼する必要があります。
参照元:経済産業省
家の清掃
家財の処分を終えたら、家の清掃をします。
長い期間、家の掃除をしていなかった場合はホコリがたまっているため、ほうきや掃除機で取り除きましょう。
家の中からホコリを除去したら、床や窓などの拭き掃除とキッチンや浴室の掃除に取りかかります。また、庭がある場合、生い茂った雑草の除去もします。
空き家の掃除のやり方についてくわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

空き家の整理・片付け業者を選ぶ3つのコツ
荷物が多い、頻繁に通えないなどの理由で、空き家の整理・片付けを業者に依頼する場合は、以下の3つのコツを押さえて選びましょう。
複数の空き家の片付け業者を比較検討したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

行政から必要な許可を得ているか
空き家の整理・片付け業者を選ぶ際は、行政から必要な許可を得ているかを確認しましょう。
家具をはじめとした不用品の回収には、廃棄物処理法に基づく「一般廃棄物処理業の許可」が必要です。
「産業廃棄物処理業の許可」のみを得ている業者は、不用品回収をすることはできません。
許可を得ていない業者に依頼した場合、高額な料金請求をはじめトラブルにあう恐れがあります。
インターネットやチラシでよく見かける業者も、無許可で営業している可能性があります。
見積もりを依頼する前に、各自治体の一般廃棄物処理業者名簿を確認しましょう。
参照元:国民生活センター
口コミ・実績を確認する
優良な業者に依頼するためには、口コミや実績を確認することが大切です。
「見積もり金額から追加で料金を請求された」「作業内容の変更と料金変更を提案された」などの口コミがないか確認しましょう。
もし、上記のような口コミが何件か確認できた場合、点数の平均が良かったとしても注意が必要です。
また、累計の作業実績や創業年数などの情報は、経験豊富な業者選びの役に立ちます。
業者ごとのサービス内容を比較する
提供できるサービス内容は業者によって異なります。
1社に絞り込み切れない場合、依頼したい内容で業者を選定しましょう。
単に空き家の中の不用品を回収するだけでなく、貴重品の捜索や遺品供養、ハウスクリーニングなどのサービスを提供している業者もあります。
遠方に住んでいて立ち合いが難しい方は、空き家の整理から清掃まで一括で任せられる業者を選ぶと負担が軽減します。
ただし、貴重品の捜索や遺品供養などのサービスの利用は、別途オプション費用の支払いが必要です。
見積もり・依頼前にサービス内容と費用内訳を確認し、必要な作業のみ依頼できる業者を選びましょう。
空き家の整理・片付け業者に依頼する前にすべきこと
依頼する空き家の整理・片付け業者が決まった後、貴重品や思い出の品として残すものを決めて、事前に回収しておきましょう。
業者が誤って貴重品を処分してしまうミスを防ぐことができます。
とくに、遺言書や現金、預金通帳など相続手続きにおいて処分してはいけないものは、優先して自分で回収しましょう。
自分で回収すべき遺品の具体例は以下のとおりです。
- 遺言書
- 不動産の権利書(登記済証)
- 預金通帳
- 保険証券
- 思い出のある品
絶対に処分されたくない遺品は、業者に任せきりにせず、自分で回収・保管するようにしましょう。
空き家の整理・片付けにかかる費用
空き家の整理・片付けでどのくらい費用がかかるのでしょうか。
自分で行う場合、業者に依頼する場合の2パターンそれぞれの目安費用を算出しました。
自分で行う場合
自力で空き家の整理・片付けをする場合、家財の処分と道具の準備にかかる費用目安は以下のとおりです。
家財の処分
| 処分対象 | 説明 | 目安費用 |
|---|---|---|
| 家具(粗大ゴミ) | タンス・ソファなど | ¥500〜¥1,500/点 |
| 一般家電(粗大ゴミ) | 掃除機・電子レンジなど | ¥500〜¥1,500/点 |
| 家電リサイクル対象品 | 冷蔵庫・洗濯機・テレビなど | ¥3,000〜¥10,000/台程度(リサイクル料+(運搬手数料)) |
| 小物・その他不燃ごみ | 小さめの雑貨類等 | 自治体のゴミ袋代 + 手数料(家庭ゴミ扱い) |
道具の準備
| 道具・備品 | 用途 | 目安費用 |
|---|---|---|
| 段ボール箱 | 仕分け・保管 | ¥500〜¥2,000 |
| ガムテープ | 梱包 | ¥300〜¥600 |
| マジック | ラべリング | ¥200〜¥400 |
| 大きめゴミ袋 | 可燃・不燃ゴミ用 | ¥1,000〜¥3,000(枚数により変動) |
| 軍手 | 作業用 | ¥300〜¥800 |
| マスク | ほこり対策 | ¥300〜¥800 |
| ほうき・ちりとり | 屋外・庭掃除 | ¥800〜¥2,000 |
| 雑巾 | 拭き掃除 | ¥300〜¥800 |
| 掃除機 | 室内清掃 | 所持品を流用 または レンタル/購入 ¥3,000〜¥15,000 |
道具をすべてそろえた場合、3千円から1.5万円かかります。
家財の処分費用は、家具・家電が何点あるかによりますが、4万円ぐらいかかると想定しましょう。
業者に依頼する場合
片付け・整理業者に依頼する場合のおおよその費用相場は以下のとおりです。
| 間取り | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 1R | ¥30,000〜¥80,000 |
| 1DK | ¥50,000〜¥120,000 |
| 1LDK | ¥70,000〜¥200,000 |
| 2DK | ¥90,000〜¥250,000 |
| 2LDK | ¥120,000〜¥300,000 |
| 3DK | ¥150,000〜¥400,000 |
| 3LDK | ¥170,000〜¥500,000 |
| 4LDK以上 | ¥220,000〜要見積もり |
子どもがいる場合、家の間取りは2LDK以上が一般的なので、12万円以上かかると想定しましょう。
ただし、家財道具の量によっては上記の目安を超える可能性があります。
また、業者の拠点から離れた地域や土日祝日などの繁忙期などの条件によっても、費用は変動します。
費用を抑えたい場合、複数社に見積もりを依頼して比較検討しましょう。
空き家の整理・片付けにかかる費用を抑えるコツ
空き家の整理・片付けでは、自力でも6万円程度、業者に依頼すると12万円以上かかってしまいます。
使わない空き家の整理と片付けだけでも大きな出費といえるでしょう。
ここからは、空き家の整理・片付けにかかる費用を抑えるコツを紹介していきます。
補助金を活用する
自治体によっては、空き家の整理・片付けに対して補助金制度を設けています。
一定の金額を上限(20万円程度)とし、空き家の整理・片付けに要した経費に対して補助金が支給されます。
なお、支援対象となる費用は以下のとおりです。
- 家財道具の処分費用(一般廃棄物処理業の許可を有する業者への委託費用)
- ハウスクリーニングの費用
- 敷地内の草刈りなどの費用
ただし、「空き家バンクに登録されている」が支給の要件となります。
空き家バンクを通じて買主を探す場合は、補助金の申請を検討しましょう。
なお、空き家の片付けに関する補助金のくわしい要件と申請方法については、以下の記事を参考にしてみてください。

荷物をできる限り減らす
業者に空き家の整理・片付けを依頼する際は、あらかじめ可能な範囲で荷物を減らしておきましょう。
荷物の量が多いと、搬出や分別の作業時間が増えて「人件費」がかさむだけでなく、大型トラックの手配による「車両費」も高くなります。
これらはすべて請求金額に反映されます。
そのため、空き家の整理・片付けの費用を抑えたいなら、事前の整理が必須です。
「雑貨や食器などの小物は自分で処分し、家具や布団などの大きな不用品は業者に任せる」といった工夫をするだけでも、費用負担を軽減することが可能です。
使える不用品は売却する
不用品の中に使える家財道具があれば、積極的に売却しましょう。
自治体や業者に回収依頼をする場合、処分費用がかかるため、量が多いと費用が膨らみます。
一方、リサイクルショップに売却できるなら、処分費はかかりません。
ブランド品や骨とう品は、貴重な商品・作品に該当する場合、数万円~数十万円もの金額がつく可能性があります。
なお、電化製品や家具は、状態が良ければ数千円程度で買い取ってもらえるでしょう。
高値で売れた場合、買取金額を空き家の片付け費用に補填でき、費用負担の軽減につながります。
具体的にどんなものが売れるのか知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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まとめ
空き家の整理・片付けを自分で行う場合は、家財の搬出・処分、清掃をすべてこなさなければなりません。その一方、費用はおおよそ6万円程度に収まります。
業者に空き家の整理・片付けを依頼する場合、不用品の処分から空き家の清掃すべて任せられ、老勅の削減につながります。ただし、10万円以上の出費は見積もらなければなりません。
自力で片づける労力と業者に支払う費用どちらを抑えるか検討したうえで、空き家の整理を進めましょう。
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