【クマなど野生動物被害が住まい選びに与える影響は?】男女500人アンケート調査

お住まいの地域でクマなど野生動物被害の不安を感じる人の割合 未分類

クマの出没が全国的なニュースになっています。

またクマ以外のシカ、イノシシといった野生動物が民家に近づき、住人が恐怖を感じる事例もあります。

そこで今回は、全国の男女500人を対象に「住まい選びにおける野生動物リスクへの意識」を調査。

「住まい選びで野生動物被害のリスクを考慮するか」や「野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したいか」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査日:2025年11月17日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(女性322人/男性178人)
  • 回答者の年代:10代 1.0%/20代 16.8%/30代 31.4%/40代 28.8%/50代 15.8%/60代以上 6.2%
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住まい選びの際にクマなど野生動物被害のリスクを考慮している人は30.8%

住まい選びの際にクマなど野生動物被害のリスクを考慮している人の割合

全国の男女500人に「住まい選びの際にクマなど野生動物被害のリスクを考慮しているか」を聞きました。

その結果、「考慮している(11.2%)」「どちらかといえば考慮している(19.6%)」と回答した人は合わせて30.8%でした。

住まい選びの際に、クマなど野生動物被害のリスクを考慮する人は少数派だとわかりました。

住まいを探す際には、家賃や職場へのアクセスといったさまざまな条件を考慮する必要があります。

「野生動物の被害だけにフォーカスして考えるのが難しい」という現実があるのだと考えられます。

リスクを考慮したくても、職場や家庭の関係上、野生動物被害のリスクがあるエリアに住まざるを得ないケースもあるからです。

お住まいの地域でクマなど野生動物被害の不安を感じる人は40.8%

お住まいの地域でクマなど野生動物被害の不安を感じる人の割合

「お住まいの地域でクマなど野生動物被害の不安を感じるか」という質問には、「不安を感じる」と回答した人が「とても(16.2%)」「やや(24.6%)」を合わせて40.8%でした。

「住まい選びの際にクマなど野生動物被害のリスクを考慮している人」よりも10%ほど多くなっています。

単純に考えますと、「実際の生活で野生動物被害の不安を抱えながらも、住宅選びで考慮まではしていない」という人もいることになります。

では不安を感じる理由と感じない理由について、具体的な回答をもとに紹介します。

クマなど野生動物被害の不安を感じる理由

  • 近くの小学校に出た。また死亡事例もあるため(20代 女性 岩手県)
  • 友人の家の近くで、クマの足跡が見つかったから(30代 男性 山梨県)
  • 引っ越し前に住んでいた場所は山の中で、毎年クマの目撃情報がありました。最近は街中にも出没するようになり、人間を恐れないクマが増えているように思います。子どもの登下校は歩きなので、とても不安に思います(40代 女性 北海道)
  • 秋田に住んでおり、市の中心部にまで出没しているから(50代 男性 秋田県)
  • 去年まではまったく感じていなかったが、今年のニュース報道でどんどん怖くなり、身近にも感じるから(50代 女性 兵庫県)

「近くで目撃情報があった」「山の近くに住んでいるので、いつクマが出てもおかしくない」といった声が多くなっています。

クマなど野生動物の生息地に近いところで生活していると、不安が大きくなるとわかりました。

一方で「商業施設や住宅街にクマがやって来た」といったニュースもあります。

クマの出没範囲が広がっていると感じ、「今まではクマの出没はなかったけど、今後は近くでもクマが出るのでは」という不安を抱えている人もいました。

クマなど野生動物被害の不安を感じない理由

  • 都心なのでクマは出ないと思うから(20代 女性 東京都)
  • 家の近くで目撃情報がないし、現実味がわかない(20代 女性 兵庫県)
  • アパートの最上階に住んでいるためクマは部屋に来ない。イノシシはあるが、クマの目撃情報はまったくない地域に住んでいるため(30代 女性 香川県)
  • 九州なのでクマはいないはず(50代 男性 長崎県)
  • 海辺でありクマの住む山までかなり距離があるので、クマが里に下りてきても、自分の住まう地域には来なさそうだと思うから(50代 女性 神奈川県)

「近くに山がなく、クマの生息地から離れている」「近所で目撃情報がない」といった声が多くなりました。

また千葉県や九州に住んでいる人からは、「クマはいないはず」という回答も寄せられています。

住んでいるエリアが安心感の源になっているのですね。

「現実味がわかない」という声もあるように、遠い地域のこと、自分には関係のないことと感じている人も多いと推測できます。

クマなど野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したいと思う人は27.6%

クマなど野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したいと思う人

「クマなど野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したいと思うか」を聞いたところ、「ぜひ検討したい(5.0%)」「どちらかといえば検討したい(22.6%)」が合わせて27.6%でした。

野生動物被害の不安を抱えている人は4割以上だったのに対し、クマなど野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したい人は3割未満。

実際の生活で野生動物被害の不安を抱えていても、引っ越しを検討するまでは至らない人もいるようです。

引っ越しを検討したい理由と検討しない理由について、具体的な回答をもとに紹介します。

野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したい理由

  • クマだけではなくシカなども脅威なので、電気柵があると少しは安心できるかもしれません(30代 女性 北海道)
  • クマに襲われたというニュースを見ると怖いですし、近くまで迫っていることを感じるからです(30代 女性 宮城県)
  • クマが出没してしまったときのことを考えると、子どもを含む家族への被害がとても心配だから(40代 男性 愛知県)
  • 安全な環境で暮らしたいので、対策が整った物件は魅力的です(50代 女性 北海道)
  • 山を切り開いた地区に立地している物件なので、クマに限らず、野生動物はたくさん生息しているから(60代以上 男性 宮城県)

「対策が整っていれば、安心できそう」という声が多くなっています。

敷地を電気柵で囲ったり警報機をつけたりと、住宅に野生動物から身を守る要素を付加しておくことで、安心感が高まるのですね。

北海道など実際にクマによる被害が起きている地域や、「近くに山があるなど野生動物が多いエリア」に住んでいる人からの回答も多くなりました。

野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討しない理由

  • 野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討するよりも、被害や目撃情報がない場所の物件への引っ越しを検討すると思うから(20代 女性 宮城県)
  • 予算が今のところはないし、実際に考えるべきことはクマの被害だけではない(30代 男性 京都府)
  • 持ち家なので、簡単に引っ越しはできない。山のそばではないので、不安はあるもののクマは来ないだろうと思っている(30代 女性 長野県)
  • 野生動物対策をするには限界がある。またクマが住んでいる地域に住みたくないから(40代 女性 神奈川県)
  • 同じ地区でクマの目撃例はあるものの、「時間帯などを考慮しひとりにならないように行動する」「なるべく車を使用する」などの対策をしているので(40代 女性 北海道)

「住んでいる地域では野生動物が出ない」「そもそも対策が必要となるような、野生動物が多い地域には住まない」という回答が多くなっています。

また不安があったとしても、クマのためだけに引っ越しするのは難しいという声もあります。

引っ越しが難しい理由としては「持ち家がある」「予算がない」「仕事の都合」などがありました。

不安がありつつ転居はしない場合の対策として、「移動は車」「2階以上に住む」といった対処法も寄せられています。

クマなど野生動物被害が多い地域の不動産価値が下がると思う人は82.6%

クマなど野生動物被害が多い地域の不動産価値が下がると思う人の割合

「クマなど野生動物被害が多い地域の不動産価値が下がると思うか」を聞いたところ、「下がると思う(32.0%)」「多少下がると思う(50.6%)」が合わせて82.6%という結果に。

8割以上の人が「野生動物被害が多い地域の不動産価値は下がる」と考えていました。

安全性への懸念から、買い手や借り手に敬遠されがちだからですね。

実際にアンケートでも「もし引っ越しするなら、野生動物が出ないようなところに引っ越す」という声が多く聞かれました。

また実際に建物が被害を受ければ、建物が汚れたり壊れたりして価値は下がります。

まとめ

クマをはじめとする野生動物による被害への不安は、約40%の人が抱えていました。

しかし住まい選びでリスクを考慮する人や、野生動物対策が整った物件への引っ越しを検討したい人は30%前後となっています。

不安を抱えつつも住まいでの対策をしない理由としては、「転居が難しい」「他の対策で対応する」などが挙がりました。

クマや野生動物出没の増加が不安要素になっている一方で、住まいの選択には予算や立地、家庭環境など多くの要素が関係しているため、「引っ越し」という大きな行動までは至りにくくなっています。

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