ネズミが出た物件は終わり?売却の可否と適切な対処法を徹底解説

ネズミが出た物件は終わり?売却の可否と適切な対処法を徹底解説 空き家の管理

「ネズミが出た家はもう終わり」――そんな噂を耳にしたことはありませんか?

たしかに、ネズミ被害は建物の劣化や健康リスク、不動産価値の低下といった深刻な問題を引き起こします。

しかし、適切に対処すれば物件を再生したり、現状のままで売却することも可能です。

この記事では、ネズミ被害の実態や確認方法、駆除・予防策、さらには売却の選択肢まで詳しく解説します。

ネズミが出た=終わりとあきらめる前に、まずは現状を正しく理解し、最適な行動を見つけましょう。

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なぜネズミが出た物件は終わりと言われるのか?

ネズミ被害は家そのものの価値や安全性を大きく損なうため、「終わり」と言われてしまうほど深刻な問題です。

以下のような理由で、住宅の評価は大幅に下がり、売却時の査定額にも大きなマイナスとなる可能性が高いです。

  • 建物の劣化や火災などのリスクが上がる
  • 健康面への悪影響がある
  • 不動産の価値が下がる

しかし、適切な駆除や管理を行えば状況の改善は可能です。「終わり」と決めつける前に、まずは現状把握と早期対応を検討することが大切です。

建物の劣化や火災などのリスクが上がる

建物の倒壊

ネズミによる被害の中で最も深刻なのが、建材や電気配線への影響です。

ネズミは常に硬いものをかじる習性があり、壁や柱、断熱材だけでなく、電気コードまで被害にあうことがあります。

特に電気配線がかじられると、漏電や火災のリスクが高まり、実際にネズミが原因の住宅火災も全国で毎年報告されています。

また、構造部分が損傷すれば耐震性も低下し、住宅全体の安全性が損なわれる恐れがあります。

小さな被害で済んでいるうちに早期対応することが、家を守る上で不可欠です。

健康面への悪影響がある

ネズミは、レプトスピラ菌やサルモネラ菌などの病原菌を保有していることがあるため、家庭内での健康リスクが非常に高い害獣です。

これらの病原菌は、ネズミの糞尿・唾液・体毛・足裏などを通じて家具・床・調理器具などに付着し、家庭内での接触感染や空気感染の原因となることがあります。

特に、糞尿が放置された状態では、乾燥した病原菌が空気中に舞い上がり、それを吸い込むことで、レプトスピラ症やサルモネラ菌感染のリスクが高まります。

また、ネズミの体にはノミやダニが寄生している場合もあり、これが原因で皮膚のかゆみや赤み、アレルギー反応が発症することもあります。

とくに子どもや高齢者など免疫力が低下している家族がいる家庭では、こうした影響が大きくなりやすいため、早期の駆除と徹底した清掃・消毒が不可欠です。

健康被害を未然に防ぐためにも、ネズミの気配を感じた時点で専門業者に相談することをおすすめします。

不動産の価値が下がる

ネズミ被害がある家は、見た目や印象の悪化により市場価値が大きく下落します。

壁や床の傷み、悪臭、衛生状態の悪化など、目に見える被害が多いほど買い手の印象は悪化し、査定額の減額は避けられません。

特に管理を怠っている空き家では被害が進行しやすく、放置すればするほど不動産価値が下がってしまいます。

被害が軽度なうちに修繕や駆除を行えば、価値の維持や売却にもつながるため、状況の確認と早期対応がカギとなります。

ネズミ被害でよくある4つのトラブル

ネズミ被害は単なる不快感にとどまらず、構造や安全性に影響を及ぼす深刻なトラブルにつながります。

  1. 柱・壁・建材へのダメージ
  2. 電気配線のかじりによる漏電・火災
  3. フン尿による悪臭・衛生被害

被害の兆候を見逃さず、早期に対応することが、これらのリスクを最小限に抑えるカギとなります。

1. 柱・壁・建材へのダメージ

ネズミは建材をかじることで、住宅の構造に深刻な損傷を与えることがあります。

歯が一生伸び続けるため、柱・壁・断熱材・床板などの硬い素材をかじって削ろうとします。

特に木造住宅では、耐震性が損なわれる恐れもあり、修繕には高額な費用がかかるケースも少なくありません。

建物の劣化は見えない部分から進行することが多いため、定期的な点検が必要です。

物理的なダメージを放置すると、安全性の低下だけでなく、売却や賃貸にも悪影響を及ぼします。

2. 電気配線のかじりによる漏電・火災

電気配線がネズミにかじられると、漏電や火災のリスクが一気に高まります。

天井裏や壁の中に隠れている配線が被害を受けると、目視での確認が難しく、被害に気付きにくいのが実情です。

実際に、ネズミによる火災発生が報告されており、生命や財産を脅かす重大な事故につながる可能性があります。

参照元:一般財団法人 消防防災科学センター

未然に防ぐためには、専門業者による定期的な点検と侵入経路の封鎖が欠かせません。

3. フン尿による悪臭・衛生被害

フンや尿の蓄積は、室内に強烈な悪臭を残し、衛生環境を著しく悪化させます。

ネズミの排泄物には病原菌が含まれており、レプトスピラ症やサルモネラ菌などの感染症を引き起こすリスクがあります。

特に天井裏や床下に排泄された場合、清掃が困難になり、アンモニア臭が部屋全体に広がります。

こうした悪臭は物件の印象を大きく下げ、売却や賃貸の際に大きなハードルになります。

健康被害を防ぐには、被害の痕跡を見逃さず、早期の消毒と清掃が不可欠です。

ネズミがいるか確認する4つのチェックポイント

ネズミ被害を早期に発見するには、日常の中で見逃しやすいサインに気づくことが重要です。

以下の注意すべき4つのチェックポイントに1つでも当てはまれば、ネズミの存在を強く疑うべきです。

  • フン・異臭がある
  • 食べ物や袋にかじられた跡がある
  • 壁や天井裏からカサカサ音がする
  • 家の中に隙間や穴が空いている

こうした兆候をもとに素早く確認し、必要であれば専門業者に調査を依頼することが再発防止の第一歩です。

1. フン・異臭がある

ネズミのフンや尿の臭いは、被害の有無を判断する重要な手がかりです。

フンは黒っぽい楕円形で、台所・押入れ・天井裏の隅などに点々と落ちていることが多く、活動エリアを特定するヒントになります。

また、ネズミの尿には独特のアンモニア臭があり、長期間放置されると強烈な悪臭となって広がります。

少しでも異変を感じたら、被害の広がりを防ぐためにすぐに専門業者への相談を検討しましょう。

2. 食べ物や袋にかじられた跡がある

ネズミは食材や包装袋、段ボールなどをかじる習性があり、その痕跡が被害の証拠になります。

特にキッチン周辺では、食べ物や保存袋、紙類に不自然な穴やかじり跡があれば、ネズミの存在が疑われます。

また、新聞紙やティッシュ、布類などを細かくちぎって持ち去るのは巣作りの兆候であり、侵入が継続している可能性もあります。

放置すると家電のコードやガスホースへの被害に発展するリスクもあるため、異変に気付いた時点で即座に対応しましょう。

3. 壁や天井裏からカサカサ音がする

深夜に聞こえる「カサカサ」「ガリガリ」といった音は、ネズミが活動しているサインです。

ネズミは夜行性であり、人が寝静まった時間帯に活発に動くため、音で異変に気付くことが多くあります。

特に壁の中や天井裏、床下から音が聞こえる場合は、建物内部に入り込んで巣を作っている可能性が高く、早期発見が重要です。

放置すると被害が拡大し、駆除費用も増加するため、違和感を覚えたらすぐに行動を起こしましょう。

4. 家の中に隙間や穴が空いている

ネズミはわずか1.5cmのすき間でも侵入可能なため、住宅の小さな穴にも注意が必要です。

外壁や基礎部分、通気口、配管まわりなどにすき間があると、そこが侵入経路となってしまいます。

特に古い住宅では、壁材や床材の劣化、換気口の金網破れなどが放置されているケースが多く、ネズミにとっては格好の侵入口になります。

定期的に外周をチェックし、パテや金網でしっかり封鎖することで、侵入リスクを大きく減らすことができます。

ネズミ駆除は専門業者への依頼が確実

ネズミ被害を根本から解決するには、専門業者への依頼が最も効果的です。

専門業者は現地調査から施工後のアフターケアまで一貫して対応し、再発防止を徹底します。

  • 市販グッズとの違いは再発防止の徹底
  • 専門業者に依頼した場合の費用目安

以下では、市販グッズとの違いや、実際に依頼した場合の費用相場について詳しく解説します。

市販グッズとの違いは再発防止の徹底

市販グッズは応急処置に過ぎず、根本的な解決には専門業者の対応が不可欠です。

粘着シートや超音波機器などは一時的な効果しかなく、ネズミの再侵入を防ぐには至りません。

専門業者は、ネズミの生態や行動範囲を熟知しており、現地調査をもとに「侵入経路の封鎖」や「巣の除去」「徹底的な消毒処理」まで行う点が大きな違いです。

再発防止を重視した施工は、個人では難しい高所や壁内の処置まで対応可能であり、長期的な効果が期待できます。

早期の駆除を望む場合は、最初から専門業者に依頼する方がコスト面でも安心です。

専門業者に依頼した場合の費用目安

ネズミ駆除の費用は、建物の広さや被害の深刻度によって異なります。

いかに相場の一例を紹介します。

項目 内容 費用目安(税込)
基本対応 現地調査、トラップ設置、薬剤散布など 5万円〜20万円
被害が広範囲の場合 広い住宅・被害が深刻な場合 20万円〜30万円程度
構造が複雑な家屋 屋根裏・床下などへの対応、再侵入防止工事など 30万円以上になることも
オプション対応 消毒作業、侵入口封鎖工事、清掃など 上記に加えて追加費用発生

実際に依頼する際は費用だけでなく「保証の有無」「駆除後のフォロー内容」も比較検討することが重要です。

「安さ」だけで業者を選んでしまうと、再発して結局高くついてしまうことにもなりかねません。

しっかりと実績がある業者保証・対応が明確な業者を選ぶようにしましょう。

不安な場合は、複数社に見積もりを依頼して比較するのもおすすめです。

ネズミを防ぐための3つの予防策

ネズミの侵入や繁殖を防ぐには、あらかじめ環境を整える「予防対策」が重要です。

  • 巣作りしやすい不用品を処分
  • 家の隙間・通気口をしっかり塞ぐ
  • 忌避剤や超音波装置の活用

一度駆除しても、住環境がネズミにとって快適なままだと再び被害が発生する可能性が高まります。

以下では、家庭でも実践できる3つの具体的な予防策を紹介します。

1. 巣作りしやすい不用品を処分

ゴミ運搬

ネズミの住みにくい環境を整えるには、不用品の整理が第一歩です。

古新聞・段ボール・布・衣類などは巣材として利用されやすく、長期間放置された物置や屋根裏は格好の住処になります。

不要物を減らすことでネズミの隠れ場所も減り、早期発見にもつながります。

日常的に清掃や整理整頓を心がけ、ネズミにとって居心地の悪い空間づくりを徹底しましょう。

2. 家の隙間・通気口をしっかり塞ぐ

ネズミの侵入経路を封鎖することが、最も効果的な予防策の一つです。

わずか1.5cmの隙間でもネズミは通り抜けられるため、外壁・床下・通気口・配管周辺は重点的に点検する必要があります。

ステンレス製の金網、防鼠プレートなどでしっかり塞ぐことで、物理的に侵入を防ぐことができます。

特に古い住宅では壁材や基礎の劣化によるすき間が多く、ネズミ被害の温床となりやすい点に注意が必要です。

定期的な外周チェックと補修を習慣化し、ネズミの出入り口を遮断しましょう。

3. 忌避剤や超音波装置の活用

物理的な封鎖に加えて「ネズミが嫌がる環境」を整えることも予防に効果的です。

忌避剤は唐辛子やハーブ成分を含んだスプレーや設置型で、ネズミの嗅覚を刺激して忌避行動を促します。

超音波装置は、人間には聞こえない高周波を発してネズミを遠ざける機器で、玄関や物置などに設置している家庭も増えています。

ただし、これらはあくまで補助的な対策であり、清掃やすき間の封鎖と併用することで、より高い効果が期待できます。

継続して使用しながら、日常の環境整備を怠らないことが重要です。

駆除や管理が難しい場合の3つの選択肢

ネズミ被害が深刻で、自力での駆除や継続的な管理が困難な場合は、対応策を検討する必要があります。

  1. 賃貸活用は原状回復と清掃が前提
  2. 解体費用がかさむ場合は補助金も検討
  3. 売却なら専門業者に一括相談

それぞれにメリット・デメリットがあるため、リスクや費用も踏まえた冷静な判断が求められます。

1. 賃貸活用は原状回復と清掃が前提

もしも今後住む予定がなくネズミ被害が軽度であれば、賃貸活用という選択肢も現実的です。

その場合は内装の修繕や徹底した清掃、消臭などの原状回復が前提となります。

被害が残ったまま貸し出すと、入居者からのクレームや退去トラブルに発展する可能性があるため、慎重な対応が求められます。

賃貸経営では、貸主の「善管注意義務」(適切な管理責任)も問われるため、清掃や点検の履歴を残しておくことも大切です。

信頼できる管理会社と連携し、適切な情報開示と対策を講じることで、再活用は十分に可能となります。

2. 解体費用がかさむ場合は補助金も検討

被害が深刻で建物の修繕が難しい場合、解体を検討することも一つの選択肢です。

しかし、解体には100万円以上の費用がかかることが多く、費用面で悩む方も少なくありません。

そのような場合には、各自治体の「老朽空き家除却補助金」や「危険家屋解体支援制度」などの補助金制度を活用することが可能です。

対象となる条件や上限金額は自治体によって異なるため、事前に役所や建築課へ相談してみましょう。

補助制度を利用すれば、自己負担を大きく抑えつつ、安全な状態へと整備することができます。

解体の補助金に関しては以下の記事でも解説していますので確認ください。

【制度紹介あり】空き家の解体に使える補助金を紹介!申請手順も解説
空き家解体の補助金について詳しく解説します。利用できる補助金の種類や、自治体ごとの補助金制度、申請の流れと注意点を紹介。空き家解体を検討中の方は、各種補助金制度を最大限に活用して、費用負担を軽減しましょう。

3. 売却なら専門業者に一括相談

駆除や修繕が困難な場合でも「売却」という方法で物件を手放すことが可能です。

特にネズミ被害や老朽化がある空き家は、訳あり物件を専門に扱う買取業者に依頼することで、現状のままで売却できるケースがあります。

築年数が古くても、「リノベーション前提で購入したい」というニーズを持つ買主にとっては魅力的な物件となる場合もあります。

時間や費用をかけて対処するより、早く現金化したい方には有効な手段です。

一括査定や無料相談を利用すれば、自分の物件に適した売却方法を把握でき、スムーズな手放しが可能になります。

一括相談でもうまく見つからない際は弊社に相談ください。

弊社アルバリンクは、空き家などの売却しづらい物件を専門に買い取っている買取業者です。

「他社で売却を断られた」「早く管理義務から解放されたい」など物件の処分にお困りの方は、弊社にご相談いただければすぐに買取査定させていただきます。

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監修者
株式会社AlbaLink代表取締役:河田憲二

河田憲二

株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。弊社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者で、東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場しています。AlbaLinkのサービスサイトである「空き家買取隊」の運営者も務めています。 【保有資格】宅地建物取引士

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