空き家になった実家にできる6つの対処法
空き家となった実家にできる6つの対処法を紹介します。
決して放置せず、実家のあるエリアやかけられる手間に合わせて適切なものを選びましょう。
「中古戸建て」として売却する
実家を「中古戸建て」として売却する方法は、空き家の有効活用の中でも代表的な手段の一つです。
現状の建物を残したまま売却するため、比較的手間が少ないことがメリットです。まずは物件の状態をしっかり把握し、不動産業者に査定を依頼するところから始めましょう。
中古戸家建てとして売却する方法は、主に「仲介」「買取」の2つです。仲介は個人の買主に対して売却する方法です。人気のあるエリア、築浅の物件など好条件であれば買主が見つかりやすく、高く売れる可能性がありますが、買主が現れないと売却ができないので、時間がかかるおそれがあります。
買取は業者が直接買い取る方法です。仲介と比べると売却金額が下がる傾向にありますが、スピーディーに売却を進めることができます。家具や家財ごと買い取る業者を選ぶと、片付けの手間を省くことができるので、手間や時間をかけずに手放したい方におすすめです。

弊社アルバリンクは、各地の行政と提携し、空き家の買取に力を入れている買取専門業者です。それぞれの地域の悩みや特徴を把握しているので、買取後も最適な形で活用し、大切な実家を次の利用者に引き継ぎます。
査定や相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。
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「古家付き土地」として売却する(建物の価値はなし)
建物の老朽化が激しく、住居としての価値がない場合、「古家付き土地」として売却するのが現実的です。これは建物の評価をゼロとし、土地のみの価値で売却する方法です。

古家付き土地の売却は解体費用を買主が負担する形になることが多く、売主から見ると解体リスクや費用負担を避けたい場合には有効です。買主にとっても「自由に建て替えできる土地」として魅力的に映る場合があります。
古家付き土地のメリットやデメリットについて、詳しくはこちらで解説しています。

賃貸に出して家賃収入を得る
実家を賃貸物件として運用すれば、家賃収入を得ることができます。

これは資産を有効活用にし、維持費や固定資産税の負担軽減にもつながる選択肢です。住んでもらうことで、物件を管理してもらう形になるので、放置による劣化を抑えることができます。
ただし、入居者が入ってくれるかは、エリアや物件、家賃の金額によって変わってきます。メンテナンス、トラブル対応なども発生するため、手間や費用がかかることも念頭にいれておきましょう。
実家を解体して更地にする
実家が老朽化し、安全面や維持管理に不安がある場合は、建物を解体して更地にするという選択肢があります。
解体費用や手間はかかりますが、周囲への迷惑や将来的な負担を軽減できるため、空き家対策として有効な手段といえます。
更地にした後の活用方法2つを紹介します。
更地として売却する
更地にした実家の土地は、不動産市場で売却しやすくなる傾向があります。

買い手側にとっては、新たに建築できる自由度が高く、建物の解体や処分の手間も省けるため、魅力的な条件となります。
特に立地が良好なエリアや、周辺に住宅需要のある地域では、更地としての売却価格が高くなる可能性があります。実家の地域事情や、解体費用の負担を踏まえて判断しましょう。
土地活用する
更地にした実家の土地を有効活用すれば、資産運用の一環として収益を得ることも可能です。
駐車場経営や貸地、太陽光発電施設の設置など、さまざまな方法があります。
用途や地域性、周辺の需要に応じて適切な活用法を選べば、維持費をカバーできるばかりか、安定した収入源となります。また、活用することで定期的な管理も行われるため、防犯や景観維持の観点でもメリットがあります。
しかし、定期的な収益になるかはエリアや活用内容によって変わり、赤字になる場合も考えられます。リスクと収益性のバランスを見ながら計画を立てる必要があります。
空き家管理サービスなどを活用して保有し続ける
実家を将来的に利用する予定がある、あるいは思い出のある家を簡単には手放せないという場合は、空き家管理サービスを活用して保有を続ける方法があります。
定期的な換気や掃除、外観のチェックを代行してもらえるため、遠方に住んでいても安心です。
しかし、毎月コストがかかり続けるため、長年サービスを利用し続けると大きな出費となってしまいます。年間の利用コストをチェックして「いつまで保有するか」「その後はどうするか」を定期的に考える必要があります。
空き家バンクに登録する
空き家を有効活用する制度として、「空き家バンク」があります。
空き家バンクは、自治体が主導で空き家情報を公開し、移住希望者のニーズに応える制度です。

空き家バンクに登録した情報は日本全国に公開されるため、幅広い人に情報を届けられるのがメリットです。近隣で買取希望者が見つからなくても、移住希望者の目にとまって売却が進む可能性があります。
デメリットとしては、利用希望者が現れないと売却を進められないため「早く売却したい」場合には不向きであることです。
空き家バンクについて、詳しくはこちらで紹介しています。

実家の空き家を売却する際の注意点
実家の空き家を売却する際には、相続手続きや物の整理など、注意点があります。
法的な手続きは、弁護士や司法書士などの専門家に任せると安心です。専門家と提携している不動産会社に相談すると、手続きから売却までのやり取りがスムーズに進むでしょう。
売却前に相続登記が必要
実家の空き家を売却するには、相続登記が完了していることが絶対条件です。
相続登記とは、被相続人(亡くなった方)から相続人へ不動産の名義を変更する手続きです。相続人が複数いる場合には、遺産分割協議を行う必要もあり、思っている以上に時間がかかることもあります。
相続登記は、令和6年4月1日から義務化されました。相続したことを知った日から3年以内に登記を完了させなければいけないという背景もあるので、早めに登記を完了させましょう。
参照元:法務局
実家の片付け・遺品整理にまつわるトラブル
空き家となった実家を売却するには、遺品整理や不用品の処分が避けて通れません。しかし、処分は作業は時間と労力がかかり、また親族間のトラブルの原因にもなりがちです。
弊社アンケートで、実家の片付けで困った物についてアンケートをとったところ、1位は「大型家具」2位は「思い出の品」でした。処分の手間がかかるものや、相続人の間で捨てるか判断に悩むものが片付けの負担になったことがわかります。
円滑に進めるためには、早めに話し合いの場を持ち、必要に応じて専門の遺品整理業者に依頼することが有効です。
また、家の売却を「家具や残置物がそのままあっても家を買い取る」業者に依頼すると、残したい物だけ運び出し、あとの片付けはお任せする方法をとれます。
複数の不動産会社に査定依頼する
空き家を売却する際には、複数の不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。

査定額には会社ごとに差が出るため、複数の意見を比較することで、実家の正当な価値を把握しやすくなります。
また、査定を通じて不動産会社の対応力や相性を見ることができるので、最適な業者を選ぶうえでも重要な判断材料となります。
弊社アルバリンクは、全国の物件を買い取っている買取専門業者です。
空き家をはじめとしてさまざまな物件買取に力を入れており、テレビや新聞のメディアに掲載された実績があります。
査定や相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。 築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。 実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。 空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 \(無料)東証上場企業に相談・査定/

弊社スタッフが、あなたのお悩みを解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。
アルバリンクついて詳しく知りたい方は、アルバリンクの評判で口コミや評判・買取実績などについて詳しく説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
実家を空き家のまま放置することで起きる4つのリスク
実家を空き家のまま放置しておくと、発生する4つのリスクを解説します。
余計なコストやトラブルの原因となるので、放置せずに早めの対処をとりましょう。
管理や維持のコストがかかり続ける
空き家となった実家を所有し続けると、管理や維持に関わるコストが継続的に発生します。
実際に住んでいなくても、年間30万円以上の維持費がかかる可能性があります。維持費の例を紹介します。
| 項目 | 年間の費用の目安 |
|---|---|
| 固定資産税 | 10万円〜20万円 |
| 火災保険 | 1万円〜6万円 |
| 電気・水道・ガスなどの基本料金 | 5万円〜7万円 |
| 管理・清掃・草刈りなどの維持管理費 | 10万円 |
| 管理委託費 | 6万円〜20万円 |
| 合計 | 32万円〜 |
※地域・依頼する業者・物件の規模により異なります
何も活用しないまま放置するのではなく、将来的な方向性を早めに決めることで、経済的な負担を軽減できます。
空き家の維持費について、詳しくはこちらで紹介しています。

建物の老朽化が進んで資産価値が低下する
空き家を放置すると、建物の老朽化が進み、資産価値が急速に下がってしまいます。
以下のような理由から、空き家はさまざまな部分が劣化していきます。
- 湿気がこもりやすい
- 給排水管・ガス管が使われない
- 雨漏りや構造劣化に気づきにくい
- 害虫・害獣が侵入しやすい
こうした劣化は、将来的に売却や賃貸を検討する際に大きな障害となり、場合によっては「解体しないと売れない」といった状況に陥ることもあります。
定期的な管理を行なった上で、今後住む予定がない場合は早めの売却や活用をおすすめします。
近隣とのトラブルや苦情が発生しやすくなる
実家を空き家として放置していると、近隣住民とのトラブルや苦情の原因になりやすくなります。
管理が行き届かないことで、雑草の繁茂や悪臭、ゴミの不法投棄などが発生し、地域の景観や衛生環境に悪影響を与えるからです。
また、家の老朽化が進み、台風で屋根が飛んだり、老朽化した外壁が落下したりするなど、事故や損害が発生するリスクも高まります。
近隣とのトラブルを未然に防ぐためにも、定期的な管理や、早期の売却・活用を検討することが大切です。
「特定空家」「管理不全空き家」に指定されると固定資産税が最大6倍になる
実家の空き家を放置し、行政から改善指導を受けても応じない場合は「特定空家」または「管理不全空き家」に指定されるおそれがあります。

特定空き家に指定された住宅は、固定資産税の負担が一気に増加する可能性があります。
通常、住宅用地は軽減措置が設けられており、200㎡以下の小規模住宅用地の場合、以下の金額に減額されています。
- 固定資産税:課税標準の6分の1
- 都市計画税:課税標準の3分の1
しかし、特定空き家に指定された場合はこの軽減措置は適用されず、税金の負担が増えるおそれがあります。
参照元:政府広報オンライン
早めに売却や活用の判断をして、資産を守りましょう。
弊社アルバリンクは、グーグル平均口コミ4.4/157件中(2025年9月時点)の評価を頂いている買取専門業者です。物件を直接買い取り、スピーディーに売却が成立するので、管理の手間や負担を極力減らすことができます。
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活用予定のない実家の空き家は売却がおすすめ
実家が空き家となり、今後住む予定もなく、活用方法も決まっていない場合は、売却がおすすめです。
管理し続けるのは費用や手間がかかる上に、年数の経過による劣化は避けられません。早めに売った方が、家の状態がよく高額で売れる可能性が上がるでしょう。
また、実家を売却する場合、相続手続きや家具や荷物の処分といった、実家ならではのお悩みもあるかと思います。その場合、弁護士や司法書士と提携している、家具や荷物ごと買い取るサービスをしている不動産業者に依頼することをおすすめします。実家の売却をよりスムーズに進めることができるからです。
弊社アルバリンクは、各地の行政と提携し、空き家の買取に力を入れている買取専門業者です。
弁護士や司法書士と提携しているため、相続手続きもしっかりサポートします。また、家をまるごと買い取ることをモットーとしているため、家具や荷物、ゴミがあってもそのままの状態で買取っています。
それぞれの地域の悩みや特徴を把握しているので、買取後も最適な形で活用し、大切な実家を次の利用者に引き継ぎます。
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まとめ
実家が空き家になったとき、そのまま多くの人が「どうすればいいのか」と悩みます。放置すれば管理コストや老朽化による資産価値の低下、近隣トラブル、さらには固定資産税の増額など、多くのリスクを抱えることになります。
そうした不安を解消するための方法としては、「売却」「賃貸」「空き家管理サービスの利用」など様々な対処法がありますが、活用の予定がない場合は、早めの売却がもっともリスクの少ない解決策といえるでしょう。
ただし、売却にあたっては相続登記の手続きや片付け・遺品整理といった準備、複数社への査定依頼などの手間も発生します。これらの負担を減らしたい場合は、専門の買取業者に依頼するという選択肢があります。買取業者なら、築年数が古い物件や残置物がある家でも柔軟に対応してくれるため、スムーズに売却を進めやすくなるでしょう。
弊社アルバリンクは、空き家や古家の買取を専門とする実績豊富な買取専門業者です。実家の空き家に関しても多数の取引経験があります。煩雑な手続きを代行してくれるだけでなく、スピーディな対応で空き家問題の早期解決をサポートしてくれる心強い存在です。
活用予定のない空き家を持て余しているなら、まずはアルバリンクに相談してみることをおすすめします。
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