【空き家の竜巻・突風リスクで不安に感じることランキング】500人アンケート調査

空き家の竜巻・突風リスクで不安なこと アンケート調査

強い竜巻や突風のニュースを見て、「所有している空き家や相続した実家で被害が出たらどうしよう」と不安になる人もいるのではないでしょうか。

強風時には居住中の家でも思わぬ被害が発生します。

では居住者のいない空き家には、どのようなリスクがあるのでしょうか。

今回は全国の男女500人を対象に、「空き家の竜巻・突風リスクで不安に感じること」についてのアンケート調査
を実施しました。

【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査期間:2025年9月30日~10月5日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(女性330人/男性170人)
  • 回答者の年代:10代 0.8%/20代 17.0%/30代 30.8%/40代 27.0%/50代以上 24.4%
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過去5年間に屋外で竜巻や突風による危険を感じた人は49.4%

過去5年間に屋外で竜巻や突風による危険を感じた人の割合

全国の男女500人に「過去5年間に屋外で竜巻や突風による危険を感じた経験があるか」を聞いたところ、「ある(49.4%)」と答えた人が半数近くとなりました。

ほぼ2人に1人が危険を感じているのですね。

竜巻や突風による危険は、決してテレビの中だけの話ではなく、身近で起こる可能性があるとわかります。

空き家が竜巻・突風被害のリスクに影響すると思う人は90.6%

空き家が竜巻・突風被害のリスクに影響すると思う人の割合

「空き家が竜巻・突風被害のリスクに影響すると思うか」という問いには、「影響する」と回答した人が「とても(40.2%)」「やや(50.4%)」を合わせて90.6%にのぼりました。

多くの人が、空き家の有無が竜巻・突風被害のリスクに影響すると感じていました。

適切に管理されていない空き家は劣化が進みやすく、タイムリーな災害対策も難しいためだと考えられます。

空き家の竜巻・突風リスクで不安なことは「屋根が飛ぶ」

空き家の竜巻・突風リスクで不安なこと

「空き家の竜巻・突風リスクで不安なこと」の圧倒的1位は「屋根が飛ぶ(55.4%)」で、半数以上の票を集めました。

2位「家屋が倒壊する(19.6%)」、3位「窓ガラスが割れる(17.2%)」、4位「外壁が壊れる(15.6%)」、5位「放置されている物が飛ぶ(14.2%)」が続きます。

「建物そのものの損壊」と「損壊で発生した瓦礫などが飛散すること」に対する心配が中心だとわかります。

とくに、屋根、窓ガラス、外壁など、家の外側にあって風の影響を受けやすい部分への懸念が目立ちました。

屋根や窓が壊れることで破片が飛散し、被害が空き家周辺にも及ぶ可能性もあります。

そのため「所有している空き家が誰かに被害を及ぼすこと」あるいは「近くにある空き家から被害を受けること」を心配している人も多くなりました。

1位 屋根が飛ぶ

  • 空き家はメンテナンスが行き届いていないことも多く、屋根の被害から雨漏りなどの二次被害につながることを懸念しております(30代 男性)
  • 近所の古い空き家の屋根がすべてトタンのような素材でできており、少し浮いているところもあるので、突風などで外れて飛んでくるのではないかという不安はあります(40代 女性)
  • そこそこ田舎なので、近くに空き家があって崩れているところもある。瓦が飛んで来たらと思うと、恐怖を感じる(50代以上 女性)

1位は「屋根が飛ぶ」でした。

空き家の屋根は、定期的な点検や補修が行われず劣化し、強風で浮き上がったり飛ばされたりする危険があります。

古い空き家の場合はとくに、瓦やトタンの屋根を採用していることも多く、風に弱いことが懸念されます。

実際、近所に古い空き家があり「飛んできた屋根材で周囲に被害が及ぶのでは」と心配している人も多数。

また屋根が損傷すると、雨漏りによる建物内部の腐食といった二次被害も発生します。

2位 家屋が倒壊する

  • 竜巻・突風の影響で、長年放置されている家が崩れないか心配(30代 男性)
  • 家屋が破損して、こちらまで被害を被らないか心配(40代 男性)
  • 空き家だと倒壊しやすそうで、巻き込まれないか不安です(40代 女性)

2位は「家屋が倒壊する」でした。

長期間放置された空き家では、建材の腐食が進んでいる可能性もあります。

通常の家なら耐えられる風であっても、もろくなっている空き家だと壊れてしまう可能性も。

そのため「強風で一気に倒壊し、隣家を巻き込むのでは」といった不安が多く見られました。

隣家を巻き込むようなかたちで倒壊しなくても、家屋が倒壊すれば瓦礫が生まれるわけで、瓦礫が飛散して周辺に被害を及ぼす可能性があります。

3位 窓ガラスが割れる

  • 窓ガラスが割れ、破片で怪我をすること(20代 女性)
  • 実家が竜巻の被害を受けており、隣にある「空き家状態の家」の被害も大きかったです。あまり古い家ではなかったのですが、雨戸を閉めるなどの被害対策を何もされていなかったので、窓ガラスがすべて割れていました。何も対策をされていない家の被害状況を目の当たりにし、窓ガラスの飛散が一番不安に感じます(40代 女性)
  • ガラスが割れて、不審者などが入ってくること(50代以上 女性)

3位は「窓ガラスが割れる」でした。

窓ガラスは風圧を受けて破損しやすい部分で、周辺からの飛来物で窓ガラスが割れることも想定されます。

そしてガラスが割れると、破片が飛び散って怪我をする恐れがあります。

そのため窓ガラスが無防備な空き家の近隣住民にとっては、身近で現実的なリスクです。

災害後に窓ガラスが割れたまま放置されてしまうことによる治安悪化を懸念している人もいます。

4位 外壁が壊れる

  • 管理人が手入れをしていない場合は、劣化が進んでいて外壁が崩れて飛んでくるかもしれない(20代 女性)
  • 建物がかなり傷んでいるために、外壁やブロック塀が竜巻・突風で飛散したり倒れたりして危険(50代以上 女性)

「外壁が壊れる」が4位でした。

外壁は風の影響を大きく受ける部分であり、大きな竜巻・突風では外壁が大きく壊れて飛散した例もあります。

とくに手入れが行き届かず外壁塗装の剥がれやひび割れがあると、内部から劣化が進行して強風時に崩れやすくなると考えられます。

外壁が大きく壊れて建材が飛散すれば、「歩行者」「車」「隣家」などに被害が及ぶ可能性も。

また外壁が壊れることで家の内部が風雨にさらされ、家の中にあった家具なども飛散しかねません。

5位 放置されている物が飛ぶ

  • 近所の空き家の庭にある植木鉢やごみ箱などが飛ばないか、心配になったことがある(30代 女性)
  • 空き家にはゴミが溜まっているイメージで、大量に物が飛んできてケガをする心配があります。あと、荒れた庭の草木も飛んできそうです(40代 女性)
  • 敷地内に放置された物が飛来しそうで怖い(50代以上 男性)

「放置されている物が飛ぶ」が5位に入りました。

空き家の庭やベランダには、鉢植え、ごみ箱、廃材、自転車などが放置されていることもあります。

また空き家の敷地内に、いつの間にかゴミが不法投棄されていることも。

「屋外に出ている物を固定する」といった対策がされていない場合には、上記のような放置物が強風で飛ばされるのではないかという不安も多くなりました。

6位 近隣に迷惑をかける

  • 瓦が飛んで、近隣の家に被害が及ぶのではないかと思う(30代 女性)
  • 竜巻や突風によって屋根瓦や外壁が剥がれたり、庭の物が飛散したりする被害が発生し、近隣の住宅や住民に深刻な物的・人的損害を与えること。所有者として多額の賠償責任を負うことになるのではないかと不安です(40代 男性)
  • 空き家まで結構距離がかかるので、なかなか行く機会がない。不安もあるしどうにかしないとと思っているが、手続きが煩雑で手をつけてない。何かあったら空き家周辺の方々に迷惑がかかると思っているが、何もしていない自分に嫌悪感は抱いている(50代以上 男性)

6位は「近隣に迷惑をかける」でした。

空き家を所有している人は、自分の所有する空き家が原因で他人に被害を与えることへの不安も大きくなっています。

物の飛散や倒壊といった被害が所有物件で起こり、結果として他人に怪我を負わせたり他人の財産を傷つけたりして、責任を問われる可能性があるからです。

遠方に住んでいるなどの理由で管理に手が回らず、「放置している罪悪感」や「いざというときに迷惑をかける恐れ」を感じている人もいました。

7位 庭木が倒れる

  • 放置された庭木が折れて電線を切るなどで起こる停電(50代以上 女性)
  • 空き家の敷地にある樹木が強風で倒れて、道路を塞いでしまうこと(50代以上 男性)

「庭木が倒れる」が7位です。

竜巻や突風は建物やエクステリアだけではなく、庭木などの植物にも被害をもたらす可能性があります。

庭に植えてある木が倒れてしまった場合、木の高さや太さにもよりますが、「停電の原因になる」「避難経路や救援経路を塞ぐ」といった事態にもなりかねません。

そのため植栽による被害を警戒した近隣住民から、「木をきちんと管理・剪定してくれ」という要請を受けた空き家オーナーもいました。

管理されていない庭木のある空き家が、近隣住民の不安を引き起こしていることがわかります。

空き家の竜巻・突風に対する備えで有効なことは「飛散防止対策を施す」

空き家の竜巻・突風に対する備えで有効なこと

「空き家の竜巻・突風に対する備えで有効だと思うこと」を聞いたところ、1位は「飛散防止対策を施す(43.4%)」でした。

2位「定期的に点検する(26.8%)」、3位「空き家を解体する(21.0%)」も20%を超えました。

建物や敷地内を整備することで、物の飛散や建物への被害を予防しようと考える人が多くなっています。

また「理想は解体だが、難しいのであれば、せめて飛散防止はしてほしい」といった声もありました。

空き家によるリスクをなくそうと思えば、空き家自体をなくしてしまうのが根本的な解決法です。

ただ「実際には難しいだろう」と感じている人も多いとわかります。

1位 飛散防止対策を施す

  • ガラス片が飛ばないようにダンボールを貼る(20代 男性)
  • 屋根や家周りの物の飛散防止。樹木など植物の固定(30代 女性)
  • ブルーシートなどで覆って、危険を最小限にする(50代以上 男性)

1位は「飛散防止対策を施す」でした。

屋根や外壁の飛散リスクを警戒している人が多かったことから、飛散防止対策が1位となりました。

具体的には「窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る」「屋根をブルーシートで覆う」「屋外に出ている物を固定する」「雨戸を閉める」といった対策が寄せられています。

飛散防止フィルムや物の固定などは、比較的かかる費用が安く、個人でも取り組みやすい対策です。

2位 定期的に点検する

  • 家の所有者なのであれば、定期的に危険な部分がないかの点検をする(20代 女性)
  • 空き家を放置せず定期的に訪れ、リスクの高そうな箇所はないか確認しておくことは必要だと思います(40代 女性)
  • 日頃からしっかりと空き家の管理をすること(50代以上 男性)

2位は「定期的に点検する」でした。

放置されている空き家だと、知らないうちに屋根や壁がもろくなっていることもあります。

一方、空き家であっても十分な頻度で定期的に点検されていれば、劣化している箇所や危険な放置物に気付きやすくなります。

そのため適切な点検と手入れが行われることも、竜巻・突風に対する空き家の備えとして大切だと考えられているとわかりました。

3位 空き家を解体する

  • 老朽化が進む前に解体してしまう(30代 男性)
  • 空き家を解体して更地にするのがいいと思いますが、お金がなくてなかなか踏み切れません(40代 女性)
  • 解体することが最も効果的だと思う(50代以上 男性)

3位は「空き家を解体する」でした。

老朽化した建物は、手入れや補修をしてもどこかに不安があります。

そのため「理想は更地にすること」と考えている人も多くなりました。

空き家となっている建物自体がなくなってしまえば、竜巻や突風で倒壊することはありませんし、屋根や外壁が飛散することもありません。

ただ費用面でのハードルがあり、解体や更地化に踏み切れないオーナーがいることも伺えました。

4位 危険な物を撤去する

  • 飛びそうな物を外に出しておかないこと。でもニュースになったレベルの突風が来たら、正直何をしても防げないとも思う(30代 女性)
  • 「物干し竿」「植木鉢」「ごみ箱」など、風で飛ばされやすい物を屋内に収納する(40代 男性)
  • 風で飛ばされやすい物を、家の周りから片付けてほしいです。屋根の古いアンテナやソーラーパネルなど(50代以上 女性)

「危険な物を撤去する」が4位となりました。

飛びそうな物をあらかじめ撤去しておくのも、比較的手軽にできる対策です。

庭やベランダに放置されている植木鉢のほか、屋根の上にあるテレビアンテナやソーラーパネルについても、撤去してほしいという意見が寄せられました。

パッと見て「飛ばされそうだな」「危なそうだな」と思える物をあらかじめ処分しておくことで、突風による被害を減らす効果が期待できますし、近隣住民の安心にもつながります。

人が常駐しておらず即座に対応できない空き家だからこそ、普段から敷地内を片付けておく必要があると言えます。

5位 劣化部分を補修する

  • 外壁全体に対して、飛ばないように補強等の対策(30代 女性)
  • ガラス強化(40代 女性)
  • 屋根の補修工事を今のうちにやっておこうかなと思っています(50代以上 男性)

「劣化部分を補修する」が5位に入りました。

外壁や屋根が劣化していると、竜巻や突風が起きたときの被害が大きくなると予想されます。

そのためあらかじめ劣化している部分を補修することが重要だと考えている人も多くなりました。

補修を望む部分としては、屋根、外壁、窓ガラスなどが多く挙がっています。

また「近所の空き家で、雨樋が外れそうになっている」「空き家のカーポートが飛んでいった」といった声もあったので、家の外にある設備の劣化にも注意が必要です。

6位 行政が介入する

  • 行政指導による空き家の取り壊し。地権者に対する罰則(20代 男性)
  • 自治体などの公共組織で現状を把握して、必要であれば持ち主に連絡すること(40代 女性)
  • ネットを張る、劣化箇所の飛散防止措置。所有者の承諾が取れないと敷地内に入るのは難しいので、行政の介入が必要(50代以上 女性)

6位は「行政が介入する」でした。

自治体などの公的な組織に、「危険な空き家」に対する助言や指導を行ってほしいと考えている人もいます。

近所に危ないと思う空き家があっても、持ち主の許可を得ず、近隣住民が勝手に対策するのは難しいのが現状です。

危険だと思いつつ見ていることしかできないという状態を解消するために、行政の介入を望んでいる人も多いとわかりました。

行政が介入して行ってほしい対策としては、「放置物の撤去」「強制的な解体」「所有者への注意喚起・警告」などが挙げられています。

7位 空き家に住む人を見つける

  • 空き家バンクに前もって登録するなどの対応をして、空き家を増やさない(20代 男性)
  • 可能ならばレンタルスペースなどとして活用し人に使わせて、空気の入れ換えなどの管理を定期的に行い、あらかじめ腐食や劣化を抑えるのが理想(30代 女性)
  • 空き家にしないことが一番じゃないでしょうか。今住んでいるところでも、空き家は多いのに物件検索には出てきません。一軒家を探している人はたくさんいるのに、借り手と結びつかないのがとても残念に思います(40代 女性)

「空き家に住む人を見つける」が7位に入りました。

空き家をなくす方法のひとつは、空き家を解体してしまうことです。

他に空き家に住む人を見つけることでも、空き家が空き家ではなくなります。

人が住んだり使ったりすることで、日常的に換気や掃除、点検が行われ、建物の劣化スピードは低下。

利用されているなら修繕もされやすく、放置による老朽化や、風対策ができないことによる飛散のリスクが下がると期待できます。

まとめ

今回の調査では、屋根や外壁といった「建物の外側部分」への不安が多く挙がっています。

空き家は人が住まなくなることで劣化が進みやすく、居住者によるタイムリーな対策も難しいため、突風による被害が周囲にも及ぶ可能性があります。

そのため近隣に空き家がある人からは、「所有者にしっかり管理してほしい」という声も聞かれました。

むしろ空き家になっていて所有者の目が届きにくいからこそ、しっかりと対策しておきたいですね。

なお空き家オーナーの工夫として、「自分では行けないので、緊急対応は空き家の近くに住んでいる親戚にお願いした」という声も。

遠方にある空き家を管理している場合には、頼れる人を見つけておくなど、竜巻や突風も含めた「災害時の対応」について考えておく必要があるでしょう。

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