お金がなくて家をボロボロのまま放置するリスク
家を放置するとさまざまなリスクが累積し、将来的な負担が増大します。
そのため、現状を把握して早めの対処が重要です。以下、代表的なリスクを解説します。
- 耐震性が低下して倒壊の危険が高まる
- 雨漏りやカビの発生につながる
- 資産価値が低下して売れにくくなる
耐震性が低下して倒壊の危険が高まる
耐震性が低下した家は、地震の際に倒壊リスクが高まります。
建材の劣化により、建物全体の強度が低下するためです。
築古の戸建てでは外壁や梁(はり)のひび割れや、シロアリ被害が見られることも珍しくありません。
被害が進行すれば家の基礎部分や柱がもろくなり、耐震性の低い危険な家となってしまいます。
周辺の建物に被害が出ない程度の地震でも、耐震性が低下した家は倒壊リスクが高いといえます。
お金がない状態でも修繕を行うことで、倒壊リスクを回避でき、近隣への被害を防ぐことが可能です。
なお、ボロボロの家を修繕せずに放置した場合、近隣に被害を与え、損害賠償の支払いが生じる可能性があります。
損害賠償の事例やリスクについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

雨漏りやカビの発生につながる
放置された住宅は雨漏りやカビが発生しやすく、健康被害や修繕コストの増加を招きます。
屋根や外壁の維持ができていないと、隙間から水が侵入し、室内で湿気が溜まるためです。
もし、お金がなくて屋根の修繕を先送りすれば、雨漏りによる雨染みやカビが発生しかねません。
その結果、屋内にまで被害が及び、放置当初よりも大規模な修繕が必要となってしまいます。
放置することで費用の節約ができるように見えますが、長期的にはコストが増大するため、一部でも補修して被害拡大を防ぐことが賢明です。
資産価値が低下して売れにくくなる
ボロボロの家は資産価値が落ち、不動産売却時に買い手がつきにくくなります。
劣化や損傷が顕在化すると修繕コストが見込まれ、買い手が購入を敬遠するためです。
売却価格が相場より低かったとしても、修繕費用が数百万円かかれば、結果的に取得コストは大きくなってしまいます。
劣化や損傷が多いほど、修繕費用は増します。
長期間放置すればさらに老朽化が進み、ますます資産価値が低下して売れなくなっていくでしょう。
資産価値を今以上に下げないためには、補修を行うか、少しでも早い売却を行いましょう。
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ボロボロの家を修繕する費用相場は?戸建て・マンション
修繕費の相場を把握することで、計画的な資金準備が可能になります。
ここでは戸建てとマンションに分けて、一般的な費用の目安を紹介します。
築古の戸建てを修繕する費用目安
築古の戸建ての修繕には、数十万円から数百万円が必要となります。
これだけ費用に差が出るのは、老朽化の進行度や修繕箇所の範囲によって金額が大きく変動することによるものです。
たとえば、屋根の補修だけでも一般的には50万円〜100万円、水回りの交換は1か所につき30万〜80万円が相場です。
外壁塗装・内装張り替え・トイレ交換を含む修繕で約300万円かかることも珍しくありません。
国土交通省のデータでも、戸建て住宅のリフォームには100万円の費用がかかるとされています。
リフォーム費用相場
戸建ての修繕では、事前に修繕箇所を把握し、優先順位を付けて予算に応じた対応を進めることが重要です。
築古のマンションを修繕する費用目安
マンションの修繕も同様に高額になる可能性があるため、費用相場を知っておくことが必要です。
専有部分の修繕は自己負担であり、共用部分は管理組合を通じて費用が発生します。
キッチンや浴室のリフォームはそれぞれ50万円〜100万円程度が一般的な相場です。
また、壁紙や床の張り替えは1㎡あたり1,000円〜3,000円程度です。
大規模なリフォームを行えば、内装や設備だけでも350万円程度かかることも少なくありません。
築古のマンションでも、資産価値を維持するには修繕が不可欠となり、費用の内訳を把握した上で無理のない修繕プランを立てることが大切です。
一部リフォームとフルリフォームの費用感を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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お金がなくてもボロボロの家を直す解決策
「お金がない」状況でも家の修繕をあきらめる必要はありません。
各種制度や工夫を活用すれば、少ない負担で修繕を実現できる可能性があります。
解決策は、以下の4つです。
- 火災保険を活用して修繕費を確保する
- 自治体の補助金・助成金制度を利用する
- 親族からの援助や不用品の売却で資金調達する
- 銀行のリフォームローンやカードローンを利用する
ここからは、解決策の具体的な内容を解説していくので、ご自身にあった方法を見つけてください。
火災保険を活用して修繕費を確保する
火災保険の補償内容を見直すことで、修繕費の一部または全額をカバーできる場合があります。
風災・水災・雪災などの自然災害による損傷は、火災保険の対象になることが多いためです。
ある保険会社でも、台風で屋根が破損したケースや雨漏りが起こったケースでは、適用条件を満たせば補償の対象としています。
参照元:東京海上日動
築古の戸建てでは屋根や外壁の老朽化による被害が起きやすく、保険の適用範囲と金額を確認することで、思わぬ支援が得られることがあります。
火災保険は「いざというときの備え」だけでなく、現在の悩みを解決するための手段としても活用可能です。
自治体の補助金・助成金制度を利用する
地方自治体が提供する補助金や助成金制度を活用すれば、修繕費の負担を軽減できます。
空き家対策や高齢者住宅の安全確保を目的に、全国の自治体が支援制度を用意しているからです。
たとえば東京都墨田区では、耐震診断や補強工事に最大150万円、高齢者等住居では最大170万の補助金が支給されます。
参照元:墨田区木造住宅耐震改修促進助成事業 助成金一覧(令和6年版)/墨田区
さらに、水回り設備の改修に対して補助する「住宅リフォーム支援事業」も各地で展開されています。
これらの制度は、申請期間や条件が限られているため、早めの確認と対応がカギです。
制度の有無と内容を把握し、条件を満たすように準備すれば、資金負担を最小限に抑えた修繕が可能です。
どのような補助金制度があるのか、実際にいくら程度の補助金が出るのか、詳しい内容は以下の記事にまとめてあります。
ぜひ、ご自身の補助金の利用にお役立てください。

親族からの援助や不用品の売却で資金調達する
身近な支援や身の回りの資産を活用することで、初期費用を無理なく用意できます。
生活に影響しない範囲で使える資金源を活かすことは、賢明な対処法のひとつです。
実家の不要品をフリマアプリやリサイクル業者に売却すれば、量や価値によっては数万~数十万円になることもあります。
また、親族と相談して一部援助を受けられれば、返済義務のない支援として資金計画に余裕が生まれます。
家財整理と資金確保を同時に進められるため、空き家管理の観点からも有効です。
資金調達が困難でも、身近なところから見直すことで、無理のない修繕への一歩が踏み出せます。
銀行のリフォームローンやカードローンを利用する
銀行のリフォームローンなどを使えば、資金が不足していても必要な修繕を実施できます。
リフォーム目的に特化した低金利ローンが存在し、条件を満たせば無担保でも借入が可能だからです。
たとえば、地方銀行のリフォームローンでは、金利1.5%〜3.0%程度で借入可能な商品もあります。
参照元:スーパー住宅ローン/滋賀銀行
審査期間は早ければ数日で完了し、用途が明確であれば計画的な返済も可能です。
また、急を要する修繕にはカードローンの併用も検討できますが、金利負担が高くなるため慎重な判断が求められます。
計画的にローンを活用すれば、即時の修繕と将来的な資産価値維持の両立が可能です。
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ボロボロの家を費用を抑えて直すポイント
限られた予算の中で家を修繕するには、工夫や判断の仕方次第で大きな差が出ます。
以下に、費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。
- 修繕アイデアを参考にDIYをする
- 修繕箇所に優先順位を付ける
- リフォーム業者から相見積もりを取る
修繕アイデアを参考にDIYをする
DIYによる部分的な修繕は、コスト削減に非常に有効な手段です。
材料費だけで済むため、専門業者に依頼するよりも、金額を大幅に抑えられます。
壁紙の張り替えや床のクッションフロアの交換、キッチンの扉塗装などはDIYの人気修繕箇所です。
ホームセンターで材料を揃えて、休日に家族で作業をすれば、業者依頼時の3分の1以下にコストを抑えることも可能です。
YouTubeやリフォーム専門サイトでは、初心者向けの方法も多数解説されており、道具の無料貸出サービスを行う店舗も増えています。
自分で手を動かすことで、費用を抑えるだけでなく、家への愛着や達成感も得られるというメリットがあります。
具体的なリフォームのアイデアや注意点を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

修繕箇所に優先順位を付ける
すべてを一度に直すのではなく、修繕が必要な箇所に優先順位を付けることが重要です。
全体的な修繕が困難な場合でも、危険性や劣化の進行が早い部分から対応することで、被害の拡大を防げます。
たとえば、雨漏りが見られる屋根や湿気が多いトイレ、浴室の換気設備などは早急な修繕が必要です。
一方で、見た目に関わる内装や装飾は後回しにする判断も可能です。
資金に余裕がない場合でも、必要な部分から順に直していくことで、住宅の機能と安全性を確保できます。
リフォーム業者から相見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は、費用を比較して最適な選択をするうえで不可欠です。
同じ工事でも業者ごとに価格や対応、施工の範囲が異なるため、比較検討が費用節約に直結します。
同じ内容のリフォームでも、数社に見積もりを依頼すると数十万円の差が出る可能性もあります。
数社を比較できれば、価格と実績のバランスが良い業者を選び、高品質で満足のいく工事が実現可能です。
また、他社の見積もりと照らし合わせることで、見積書の中に不要な工事が含まれているのに気付くこともあります。
相見積もりは面倒に感じるかもしれませんが、数社の比較で数十万円の差が出る可能性があるため、必ず実施すべきステップです。
弊社アルバリンクは、不動産買取業者の中では数少ない年間相談件数5000件越えの上場企業で他社では買い取れない物件なども積極的に買取を行っています。 「空き家」や「事故物件」「再建築不可物件」の他に「田舎の土地」「共有持分」にも対応可能です。 社会的にも大きな信用がある会社で、無理な営業などは一切行わないので、お気軽に相談・査定依頼をご利用ください。 \(無料)東証上場企業に相談・査定/
どうしてもボロボロの家を直せないときは「家の売却」を検討
修繕が難しい場合、無理に維持するよりも売却を検討することが合理的な選択となることがあります。
ここでは、売却時に検討すべきポイントを紹介します。
仲介業者と買取業者、それぞれのメリットと注意点
家の売却方法には「仲介」と「買取」があり、それぞれにメリットと注意点は異なります。
状況に応じて適した方法を選ぶことで、時間と手間、金額面での満足度が変わるからです。
仲介業者に依頼すれば市場価格に近い金額で売却可能ですが、ボロボロの家は人気がなく、買い手が見つかるまでに時間がかりかねません。
老朽化した築年数の古い家は、売却希望数に比べて買い手が少ないことが理由となり、成約率も下がってしまうのが現状です。
一方で、買取業者はスピード重視で即金化できる点が魅力ですが、査定金額は相場より2〜3割低い傾向があります。
「訳あり物件」の場合は、仲介では売れ残るリスクが高いため、買取が現実的といえるでしょう。
売却の際は、家の現状や資金ニーズに応じて、仲介と買取のどちらが適しているかを比較検討するのがおすすめです。
ただし、売却する不動産会社は慎重に選び、悪徳業者への依頼を避けなければなりません。
以下の記事を参考にし、悪徳業者の見分け方や避けるための対策をしっかりと行いましょう。

訳あり物件でも高額売却を目指す方法とは
「訳あり物件」でも工夫次第で相場に近い金額での売却ができる可能性があります。
訳ありの原因を明確にし、買い手に安心感を与える対応や改善を施すことで、悪い印象を変えることが可能です。
たとえば、再建築不可の物件でも「建物解体+更地化」を条件にすることで土地としての価値をアピールできます。
また、外観を簡易補修して「管理されている印象」を与えるだけで、買取査定が20%アップした事例もあります。
さらに、不動産会社の中には訳あり物件に特化した専門業者も存在し、法的問題や相続の悩みにも対応可能です。
訳あり物件でも高額売却を諦める必要はなく、適切な準備と業者選びにより、納得できる結果を得る可能性は十分あります。
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ボロボロの家を処分するならアルバリンクへ相談
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弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。 築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。 実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。 空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 \(無料)東証上場企業に相談・査定/
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まとめ
家がボロボロでもお金がなくて修繕できないという悩みは、多くの方が抱える現実的な問題です。
火災保険や自治体の補助金、ローンなどで資金を確保し修繕する方法もありますが、いずれも審査や申請の手間、返済の負担といったリスクが伴います。
無理に修繕を試みることで、かえって経済的に苦しくなる可能性も否めません。
そうしたリスクを回避する有効な手段が「家の売却」です。
特にボロボロの物件は、仲介よりも専門の買取業者への売却がスムーズで確実です。
買取業者ならリフォーム不要でそのままの状態でも買取可能なケースが多く、売却までのスピードも早いため、金銭的な不安を早期に解消できます。
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これまでにも多くの「家がボロボロでお金がない」という状況にある方からの相談に応じ、スムーズな売却を実現してきました。
もし今、家の修繕が難しい状況にあるなら、まずはアルバリンクへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。
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