古い家にそのまま住むのは可能か?
古い家でも、状態や法的な制限をクリアしていればそのまま住むことは可能です。
ただし、「住める」と「快適に安全に暮らせる」は別問題であり、築年数が経過した住宅にはさまざまなリスクや不具合が潜んでいます。
とくに空き家や相続した実家などでは、長期間放置されていた場合、劣化が進み、最低限の修繕が必要となるケースも珍しくありません。
また、現在の建築基準法や住宅性能の基準を満たしていない場合もあり、リフォームや耐震補強が必要になることもあります。
住むこと自体は可能でも、「どこまで手を入れるか」「住んでからいくらかかるか」を検討せずに入居すると、後から費用や生活環境の問題に悩まされる可能性があるのです。
古い家にそのまま住もうかお悩みの方は、売却して現金化するのも一つの選択肢です。
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古い家にそのまま住むときの5つのリスク
前述の通り、古い家にそのまま住むことは可能でも、現代の住宅と比べると快適性や安全性の面でさまざまなリスクが伴います。
ここでは、古い家に住む前に知っておくべきリスクを5つ紹介します。
以下で詳しく解説します。
耐震性が低く倒壊の危険がある
築年数の古い住宅の最大のリスクは、地震等が起こった際に倒壊する可能性があることです。
特に1981年(昭和56年)以前に建築された住宅は、現行の耐震基準を満たしておらず、震度6以上の地震に耐えられない可能性が高いとされています。
耐震補強がされていない古い木造家屋では、壁の構造や基礎の強度が不十分なケースが多く、地震の際に建物が大きく傾いたり、最悪の場合は倒壊するおそれもあります。
また、空き家期間が長かった場合は、構造材が劣化している可能性もあり、倒壊リスクはさらに高まります。
断熱性が低く光熱費がかさむ
古い家は断熱材が使われていなかったり、窓の性能が低かったりと、冬は寒く夏は暑い構造になっていることがあります。
そのため冷暖房効率が悪く、光熱費がかさんでしまう傾向があります。
とくに地方の古民家や昔ながらの木造住宅では、気密性が低く、隙間風や結露の発生も珍しくありません。
エアコンやストーブなどで室内環境を整えようとしても、外気の影響を強く受けるため、冷暖房の効きが悪く、結果として電気代や灯油代が高額になります。
また、光熱費だけでなく、体調管理や日常生活の快適性にも大きく影響するため、長く住むなら断熱リフォームも視野に入れる必要があるでしょう。
シロアリや老朽化による構造不安がある
古い家では、シロアリ被害や建材の劣化によって建物の構造そのものが不安定になっているケースがあります。
特に木造住宅では、見た目ではわからない部分が長年の湿気や虫害により大きなダメージを受けていることがあり、放置すると倒壊のリスクにもつながります。
シロアリは床下や柱を静かに侵食し、気づいたときには構造に深刻な影響を及ぼしていることも珍しくありません。
また、築年数の経過によって、基礎コンクリートのひび割れや梁・屋根のたわみなど、建物の寿命そのものに関わる問題が発生している可能性もあるのです。
間取りや設備が生活に合わない可能性がある
古い家は、現在の生活スタイルに合わない間取りや設備であることがあり、住みづらさを感じる原因になります。
たとえば、
- キッチンやトイレ、お風呂といった水回りが狭く使いにくい
- 部屋が細かく区切られていて開放感がない
- 収納が少ない
など、現代の暮らしとはミスマッチな点が多々あります。
また、コンセントの数が少ない、家電の配置が難しいなど、日常的なストレスの要因になることもあります。
特に、小さなお子さんがいる家庭やテレワーク環境を整えたい世帯にとっては、間取りの不便さが大きなデメリットになるでしょう。
そのまま住む場合は、どこまで妥協できるかを見極めることが重要です。
法律や建築基準を満たしていない可能性がある
築年数が古い住宅は、現在の建築基準法や関連法令を満たしていない「既存不適格建築物」である可能性があります。
これは違法建築ではありませんが、増改築や再建築の際に制限を受ける可能性があり、将来的な活用や売却の妨げになるケースもあります。
参照元:内閣府
たとえば、接道義務を満たしていないといった問題があると建て替えができなかったり、建ぺい率・容積率をオーバーしている場合は、増改築時に大きな制限を受けたりすることがあります。
また、古い住宅では建築確認申請の記録が残っていないこともあり、改修計画に支障をきたす場合もあります。
住み続ける分には問題がないとしても、将来的に処分・相続・売却する際には法的な制約が大きな壁になる可能性があるのです。
このように、古い家にそのまま住むにはリスクが伴います。
場合によっては、修繕やリフォームなどの出費がかさみ、大きな負担となる可能性があるのです。
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古い家にそのまま住むならやるべきこと3つ
古い家で快適かつ安全に暮らすためには、入居前にやるべき基本的な対策がいくつかあります。
無理に住み始めるのではなく、事前準備をしっかり行うことが安心な暮らしの第一歩です。
ここでは、古い家にそのまま住むならやるべき3つの対策を紹介します。
以下で詳しく解説します。
住宅診断・耐震診断を受ける
まず取り組むべきは、建物全体の状態を把握するための「住宅診断(インスペクション)」です。
住宅診断では、構造の劣化、雨漏りの有無などを専門業者がチェックしてくれます。
また、前述の通り古い家は現行の耐震基準を満たしていない可能性があり、大きな地震が発生した際に倒壊するリスクがあるため、「耐震診断」を行うことも大切です。
耐震診断とは、2000年の建築基準法改正後の現行基準と比較して、自宅の耐震性能がどの程度あるかを確認するための調査です。
診断結果によって、リフォームや補修が必要な箇所を把握でき、費用の見積もりや今後の修繕計画も立てやすくなります。
目に見えない不具合を放置したまま暮らし始めると、後から大きな出費や危険につながる可能性があるため、事前に診断を受けましょう。
シロアリや配管の状態をチェックする
次にやるべきことは、シロアリや配管の状況をチェックすることです。
シロアリ被害や水道・排水管など配管設備の老朽化は、住まいの安全性と快適さに直結する重要なポイントです。
とくに長年空き家だった住宅は、湿気や風通しの悪さから被害が進行している可能性があります。
事前に専門業者に調査を依頼し、必要に応じてシロアリ駆除や配管の交換・補修を行うことで、予防的な対応が可能になります。
これにより、長期的に安心して暮らせる住まいへと整えることができるのです。
部分的なリフォームや修繕を検討する
古い家に住むなら、すべてを新しくするのではなく、必要な箇所だけをリフォーム・修繕する「部分的リフォーム」が効果的です。
水回りの更新や断熱材の追加、外壁の補修など、ポイントを絞って手を入れることで、コストを抑えつつ快適性を向上させることができます。
たとえば、キッチンや浴室、トイレなどの設備が古く使いづらい場合は、部分的に新しい設備に入れ替えるだけでも暮らしやすさが大きく変わります。
また、断熱性の低さに悩む場合は、窓の二重サッシ化や床・天井への断熱材設置など、比較的短期間で施工できる工事もあります。
住みながら少しずつ手を加えていくという考え方も選択肢のひとつです。
予算や生活スタイルに合わせて、柔軟にリフォーム計画を立てることが、古い家を無理なく活用するポイントです。
このように、古い家に住むためには、家の状況診断やリフォームなど、お金がかかるのが現実です。
こうしたお金をかけるのがもったいないとお考えの方は、専門業者への売却がおすすめです。
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「空き家」や「事故物件」「再建築不可物件」の他に「田舎の土地」「共有持分」にも対応可能です。
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古い家にそのまま住む以外の3つの選択肢
前述の通り、古い家にそのまま住むことには、耐震性や断熱性、設備の老朽化など多くのリスクが伴います。
そのため、必ずしも「住む」ことだけが正解ではありません。
今後のライフプランや費用面、物件の状態などを総合的に判断したうえで、別の選択肢を検討することも非常に有効です。
ここでは、古い家にそのまま住む以外の選択肢を3つご紹介します。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、古い住宅をどう扱うかの判断材料として、ぜひ検討してみてください。
建て替えて長期的に住む
古い家に構造的な問題が多い場合や、将来的にも長く住み続けたいと考えている方には、建て替えが安心で確実な選択肢です。
新築にすれば、最新の耐震基準や断熱性能に対応できるだけでなく、間取りや設備も自分たちの生活に合わせて自由に設計できます。
もちろん、建て替えには解体費用や新築工事費など初期費用がかかりますが、長期的に見れば修繕や補強にかかる手間や費用を削減でき、快適な住まいが実現します。
老朽化が進んでいる住宅に住み続ける不安がある場合は、思い切って建て替えを選択することで、安全・快適な暮らしを手に入れられます。
売却する
古い家を自分で活用する予定がない場合や、管理や修繕の負担を避けたい場合は、不動産として売却するという選択肢が現実的です。
特に土地の需要があるエリアであれば、建物が古くても土地の価値によって買い手が見つかるケースも多くあります。
不動産会社に仲介してもらう方法のほか、空き家バンクや不動産買取業者を利用するなど、複数の売却ルートがあります。
手間をかけずに現金化したい方には最適な方法です。
古い家にそのまま住まずに売却したい方は、アルバリンクへの売却がおすすめです。
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「他社で売却を断られた」「早く管理義務から解放されたい」など物件の処分にお困りの方は、弊社にご相談いただければすぐに買取査定させていただきます。
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解体して土地を活用する
建物の老朽化が進み、住むにも売るにも難しい場合は、建物を解体して土地を更地にし、新たな活用方法を検討するのも一つの選択肢です。
更地にすることで、駐車場や家庭菜園、賃貸住宅の建設など、土地活用の幅が広がります。
ただし、解体費用は数十万〜数百万円かかることがあり、建物の規模や構造、地域によって差が出ます。
また、建物がなくなると固定資産税の住宅用地特例(最大1/6の軽減措置)が解除され、税負担が増加する可能性がある点に注意が必要です。
それでも、空き家を放置するよりは、倒壊やトラブルのリスクを取り除けるため、中長期的に資産を有効活用したいと考えている方には有効な手段と言えるでしょう
古い家にそのまま住むどうかお悩みの方はアルバリンクへの売却がおすすめ
古い家にそのまま住むか迷っている方は、一度買取業者に査定を依頼してみましょう。
現状のままで売却できる可能性があり、選択肢を広げる判断材料になります。
査定は無料のケースも多く、リスクなく相談できます。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。
築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。
実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。
空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
弊社スタッフが、あなたのお悩みを解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。
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まとめ
この記事では、古い家にそのまま住むことの可否や、リスク、必要な対応策について解説しました。
老朽化による耐震性の低下や生活インフラの不備といったリスクを理解した上で、診断やリフォームの実施が重要です。
古い家に住むか悩んでいる方は、まず専門家によるチェックを受け、住み続けるか、建て替え・売却といった別の選択肢を検討してみましょう。
冷静な判断が、将来の安心につながります。
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