古い家付き土地とは?
ここでは古い家付き土地の定義と中古住宅との違いを解説します。
古い家付き土地の定義
古い家付き土地とは、その名の通り「古い家が建っている土地」のことを指します。
一般的に、老朽化が進み、建物の価値がほとんどない状態の物件を指すことが多いです。
売却する際には、土地が主な資産価値となり、建物はほぼ評価されないケースが一般的です。
このような物件を一般の不動産業者に売却しようとすると、老朽化した建物の解体費用が発生するため、利益がほとんど残らないこともあります。
しかし、不動産買取業者であれば建物がそのままの状態で買取可能なので、解体費用がかからないため手元に残る利益が増える可能性があります。
弊社アルバリンクは、古い家付き土地の買取実績が豊富で、スピーディかつ柔軟な対応に定評があります。
「解体せずに売りたい」「なるべく早く手放したい」といった古家付き土地の売却を検討している方は是非1度アルバリンクにお問合せください。
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古い家付き土地と中古住宅の違い
古い家付き土地と中古住宅は混同されやすいですが、明確な違いがあります。
中古住宅は、一定の住宅価値がある建物と土地を一体として売却する物件を指し、リフォームやリノベーションを前提とした購入が一般的です。
一方、古い家付き土地は、建物の価値がほぼゼロと判断され、土地が主な売却対象となります。
また、中古住宅は住宅ローンを利用して購入できる場合が多いですが、古い家付き土地は建物の価値が低いため、ローンの審査が厳しくなる傾向があります。
そのため、購入希望者が限られ、売却に時間がかかるケースもあります。
建物の状態や市場価値を確認し、不動産会社と相談しながら適切な売却方法を選ぶとよいでしょう。
古い家付きのまま土地を売却する4つのメリット
ここでは、古い家付き土地を売却する際の4つのメリットについて解説します。
解体費用の節約や税負担の軽減、さらには買主の選択肢を広げるといった利点があり、売主にとっても有利な条件で売却できる可能性があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
解体費用がかからない
古い家付き土地を売却する最大のメリットの一つは、解体費用をかけずに売却できる点です。
建物を解体して更地にすると、100万円~300万円ほどの解体費用が発生し、売主にとって大きな負担となります。
しかし、古い家付き土地として売却すれば、解体せずにそのまま売却できるため、余計なコストを削減できます。
また、買主にとっても「リフォームするか、解体して新築するか」の選択肢が広がるため、古民家の活用やDIYリノベーションを希望する人には魅力的な物件となるでしょう。
なお、古屋付き土地の解体費用は誰が払うのかや解体費用についての注意点などは、以下の記事でくわしく解説しています。

土地の固定資産税が安いまま売れる
古い家付き土地のまま売却すれば、固定資産税の軽減措置を維持しながら売却できる点もメリットの一つです。
住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が最大1/6に軽減される制度があります。
しかし、建物を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなり、固定資産税が大幅に上がることになります。
例えば、年間固定資産税が10万円だった土地を更地にすると、税額が6倍の60万円になるケースもあります。
売却を検討する際は、最も税負担が少ない形で売る方法を不動産会社と相談することが重要です。
3,000万円特別控除を活用できる可能性がある
相続で取得した古い家付き土地の売却では、譲渡所得税の3,000万円特別控除を活用できる可能性があります。
これは、売却によって発生した利益(譲渡所得)から最大3,000万円まで非課税になる制度で、適用されれば税負担を大幅に軽減できます。
詳しくは以下の記事を確認ください。

売却前に建物を取り壊すと「更地」として扱われ、特別控除が適用されない場合があります。
そのため、適用要件を満たしているかを不動産会社や税理士に確認し、最も税制優遇を受けられる形で売却を進めることが大切です。
土地の広さをアピールできる
古い家付き土地として売却することで、土地の広さを強調できる点もメリットの一つです。
更地にすると、単純に「土地のみ」の売却になりますが、古家が残っている状態では、建物の配置や広さを具体的にイメージしやすくなります。
特に、古家があること「この土地にはこれだけの広さの建物が建てられる」「間取りの参考になり、建て替えの計画が立てやすい」といったメリットが生まれます。
また、買主が新築を検討している場合でも、既存の建物を見ながら「どれくらいの広さの家が建つのか」を具体的にイメージしやすくなるでしょう。
さらに、再建築不可物件や接道条件に制限がある土地の場合、古家が残っていることで 「現状のまま使う」選択肢があるため、買主の幅が広がります。
このように、古い家付き土地のまま売却することで、買主にとっての具体的な活用イメージを持たせやすくなる点も、大きなメリットといえるでしょう。
売却を検討する際は、不動産会社と相談しながら、どのように物件の魅力を伝えるか戦略を立てることが重要です。
弊社アルバリンクは、売却しづらい物件の豊富な買取実績を活かし、空き家などの物件に適正な査定金額をご提示いたします。
相談・査定は弊社の無料サービスの一環なので、弊社に売却する前提でなくてもお気軽にご利用ください。
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古い家付きのまま土地を売却する3つのデメリット
古い家付き土地の売却にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
ここでは、古い家付き土地を売却する際に考慮すべき3つのデメリットについて解説します。
特に、売却のしにくさや価格の下落、買主のニーズに合わない可能性がある点は注意が必要です。
売却を検討する際は、これらのデメリットを踏まえ、どのように売却戦略を立てるかが重要になります。
売却しにくくなる
古い家付き土地の売却は、更地と比べて売れにくくなる傾向があります。
その理由の一つは、買主が古家をどう活用するか判断に迷うためです。
建物が老朽化している場合、安全性や耐震性の問題が懸念されることもあります。
さらに、住宅ローンの利用にも影響が出ることがあります。
中古住宅としての価値がほとんどない場合、建物部分に対する融資が難しくなるため、買主が現金購入を検討せざるを得ません。
その結果、購入希望者の母数が減り、売却までに時間がかかることが多くなります。
価格が安くなる
古い家付き土地の売却では、更地よりも価格が安くなるケースが一般的です。
その理由は、老朽化した建物が残っていることにより、買主が購入後に追加で負担しなければならない費用が多くなるためです。
たとえば、住むためにはリフォームや修繕が必要となりますし、建て替えを希望する場合は解体費用がかかります。
これらのコストは買主にとって将来的な出費となるため、「その分、価格を下げてほしい」と値引きを求められることが多くなるのです。
また、建物が古いことで瑕疵(欠陥)が見つかりやすく、売主側に責任を問われるリスクも高まります。
このようなリスクを考慮したうえで価格が調整されるため、結果として更地よりも売却価格が下がる傾向があります。
価格をできるだけ高くするためには、建物の状態を把握し、リフォーム可能なポイントをアピールすることが有効です。
例えば、耐震補強や部分的な修繕をするなどの工夫をすることで、買主にとってのリフォーム費用負担を軽減でき、価格交渉を有利に進めることができます。
建物に価値を見出す人には魅力が低くなる
古い家付き土地は、建物の価値が低いため、住宅としての魅力を求める買主には不向きな場合があります。
一般的な中古住宅市場では、築浅の物件やリフォーム済みの住宅が人気ですが、古い家付き土地は築年数が経過しており、そのまま住むには適さないケースがほとんどです。
そのため、買主のニーズを正しく把握し、どのような買い手に向けて売り出すのかを明確にすることが重要です。
古い家付き土地の売却手順|査定から引き渡しまでの流れ
古い家付き土地をスムーズに売却するためには、適切な手順を踏むことが重要です。
以下の表に、古い家付き土地の売却の主な手順をまとめました。
売却の流れを把握しておくことで、手続きのミスを防ぎ、より良い条件で売却できる可能性が高まります。
それでは、各ステップについて詳しく解説します。
ステップ1:古い家付き土地の状況を確認する
まず、売却する古い家付き土地の状況をしっかりと確認しましょう。
- 建物の状態:耐震性や老朽化の状況、シロアリ被害の有無などを把握
- 土地の権利関係:所有権が明確か、共有名義の場合は他の所有者と合意が取れているか
- 境界線の確認:隣地との境界が明確になっているか、測量図はあるか
特に、境界線が曖昧だとトラブルの原因になるため、売却前に測量を行い、必要なら境界確定の手続きを進めることをおすすめします。
ステップ2:買取を相談・依頼する不動産会社を探す
次に、不動産会社を選びます。不動産の売却方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。
- 仲介:不動産会社が買主を探す方法。市場価格に近い値段で売れる可能性があるが、時間がかかる。
- 買取:不動産会社が直接買い取る方法。短期間で売却できるが、価格は市場相場より低くなることが多い。
どちらの方法が適しているかは、売却のスピードを優先するか、価格を優先するかで判断しましょう。
複数の不動産会社に相談し、それぞれの条件を比較することが大切です。
ステップ3:不動産会社の買取査定を受ける
不動産会社に査定を依頼し、土地の相場と比較して適正な価格かを確認します。
査定の際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 査定価格の根拠:周辺の売却事例や市場の相場を参考にしているか
- 買取と仲介の価格の違い:買取価格は市場価格より低めになることが多い
- 追加費用の有無:売却時に発生する手数料や税金を確認
無料で査定を行っている不動産会社も多いため、複数の業者に査定を依頼し、価格を比較するのがベストです。
ステップ4:売買契約を締結する
売却価格や条件に納得したら、買主と売買契約を結びます。
契約時には、以下の点を確認しましょう。
- 契約内容の確認:価格、引き渡し日、支払い方法などを明記
- 契約不適合責任:建物の状態に関する責任範囲を明確にする(免責条項を設定することも可能)
- 必要書類の準備:登記簿謄本、固定資産税の納税証明書など
契約書にサインする前に、疑問点があれば不動産会社に確認し、納得した上で締結することが重要です。
ステップ5:決済・引き渡しをおこなう
最後に、買主から売却代金を受け取り、物件を引き渡します。
決済と引き渡しの流れは以下のとおりです。
- 買主が代金を支払う(銀行口座への振込が一般的)
- 所有権移転登記をおこなう(司法書士に依頼するのが一般的)
- 鍵を引き渡す
- 固定資産税の清算(引き渡し日を基準に日割り計算)
また、住宅ローンが残っている場合は、抵当権の抹消手続きが必要になります。
不動産会社や司法書士と相談しながら、スムーズに進めましょう。
古い家付き土地の売却は、事前の準備が成功のカギです。
特に、土地の状態を正しく把握し、適切な不動産会社を選ぶことが重要になります。
売却手続きをスムーズに進めるために、
- 境界線の確認を行う
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- 契約内容をしっかり確認する
などのポイントを押さえておきましょう。
弊社アルバリンクは、売却しづらい物件の豊富な買取実績を活かし、空き家などの物件に適正な査定金額をご提示いたします。
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古い家付き土地の売却ならアルバリンクへ相談
古い家付き土地の売却を検討しているなら、買取専門業者に相談するのがおすすめです。
通常の不動産会社では買い手が見つかりにくい物件でも、買取業者ならスムーズに売却できる可能性があります。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。
築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。
実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。
空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
弊社スタッフが、あなたのお悩みを解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。
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まとめ
この記事では、古い家付き土地の売却について、定義やメリット・デメリット、具体的な売却手順を解説しました。
古い家付き土地は、解体費用をかけずに売却でき、固定資産税の負担を抑えられるというメリットがある一方で、買い手がつきにくく、価格が下がる可能性もあります。そのため、売却時には慎重な準備が必要です。
スムーズに売却するためのポイントは以下の通りです。
- 境界を明確にしてトラブルを防ぐ
- 売買契約に免責事項を明記する
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
「古い家付きのまま土地を売りたい」とお考えの方は、まずは専門業者へ相談し、買取価格をチェックしてみましょう!
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