更地にしても売れない5つの理由
更地にすると売却しやすいとされていますが、更地にした後も売れない土地があります。
その理由として、以下の5つが考えられます。
それぞれの理由について、詳しく見てみましょう。
立地条件に問題があるから
更地にしても売れない主な理由の一つが「立地条件の悪さ」です。
土地の価値は立地に大きく左右され、利便性の低いエリアでは買い手が見つかりにくくなります。
たとえば、公共交通機関のアクセスが悪い、周辺に生活利便施設が少ないといった場合、住宅を建てる目的でも不動産としての魅力が薄れます。
実際、住みたい街の特徴として、買い物に困らないことや交通の便が良いこと、医療機関に行きやすいことなどは上位にランクインしています。
参照元:訳あり物件買取ナビ
売却前には対象エリアの需要を把握し、必要であれば不動産会社に査定依頼することが重要です。
価格設定のミスがあるから
売れない更地のもう一つの大きな要因は「価格設定の誤り」です。
高すぎる価格は買い手の検討対象から外されやすく、相場との乖離があると売却期間が長期化します。
例えば、周辺の土地が坪単価20万円程度で取引されている中、自分の土地だけ25万円で出してしまうと、買主は他の物件を選ぶ可能性が高くなります。
価格設定をミスした結果、売れ残ってしまい固定資産税や維持費が継続して発生してしまうため、結果的に売主の負担を増やします。
周辺相場を徹底して調べたり、専門家と相談したりすることで価格設定のミスを避けられるでしょう。
境界が確定されていないから
更地にしても売れない理由として、「境界が明確でないこと」も見逃せません。
境界があいまいだと、買主は後々のトラブルを懸念し、契約を見送ることがあります。
隣地との境界線を示す杭がなく、測量図も古いままだと、建築の計画が立てにくくなります。
なぜなら、隣地との境界が未確定だと、建物を建てる際にどこまでが自分の土地か分からず、設計や配置計画ができないからです。
また、万が一、工事中に隣地へ侵入してしまうと、隣地所有者とのトラブルに発展するおそれがあります。
そのため、購入希望者の意欲がそがれ、売却しにくくなるのです。
参照元:訳あり物件ナビ
売却を検討する際には、事前に測量を行い、法務局に申請して「境界画定」の手続きを行う必要があります。
参照元:法務省
境界の確定は、信頼できる不動産取引を進めるうえでの基本的な条件といえるでしょう。
市場の需要と供給のバランスがとれていないから
売却が難航する原因として「需要と供給の不均衡」も重要です。
特に過疎化が進む地域では、売りに出された土地が多くても買い手が少ないため、価格が下落しやすくなります。
こうした状況では、どれだけ魅力的な物件でも埋もれてしまうリスクが高くなります。
不動産市場の動向を把握し、早めに売却活動を開始することが有効な対策です。
需要のあるタイミングを逃さずに行動することが、スムーズな売却につながります。
再建築不可物件だから
最後に、更地にしても売れないケースとして「再建築不可物件」が挙げられます。
これは、建築基準法上、一定の条件を満たさないと新たに建物を建てることができない土地のことです。
たとえば、幅員4m未満の道路に接している土地や、接道義務を満たしていない土地などが該当します。(建築基準法第43条第1項)
参照元:建築基準法第43条
買主にとっては住宅や店舗の新築ができないという大きなデメリットとなり、取引対象から外れることが多くなります。
再建築不可であるかどうかは自治体や不動産会社を通じて事前に確認可能です。
再建築不可物件が売れにくい理由については、こちらの記事もご覧ください。

状況によっては、隣地との合筆(複数の土地をまとめる)などを検討することで、活用可能な土地に転換できる可能性もあります。
参照元:みずほ不動産販売
再建築不可のリスクを正しく理解し、適切な対応策を講じることが求められます。
再建築不可物件の取り扱いに定評があるのがアルバリンクです。
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更地にしても売れないときの見直しポイント
更地にしても売れない場合、不動産会社の選定を見直すことで売却できる可能性があります。
更地がなかなか売却できない場合は、「不動産会社の選定」を見直すことが必要です。
売主が信頼できる不動産会社を選ばないと、適切な価格設定や販売戦略がなされず、売却機会を逃す恐れがあります。
更地の販売実績が豊富な業者と、一般的な中古住宅ばかり扱う会社とでは、提案内容や広告の質に大きな差が出ます。
一括査定サイトで複数の会社に依頼を出した結果、査定金額や販売方針が大きく異なるケースは珍しくありません。
不動産会社を選ぶ際は、物件のあるエリアに詳しく、立地や状況を正しく把握した上で戦略を立ててくれるかが判断基準になります。
また、固定資産税や契約不適合責任、税金控除などの制度にも詳しい業者であれば、売主の負担軽減にもつながります。
売れない理由が不動産会社の力不足であることもあるため、業者選びを丁寧に行うことが成功のカギです。
社会的信用がある企業であれば、売買がさらにスムーズになります。
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更地にしても売れないときの3つの更地活用法
更地にしても土地が売れないとき、どのようにその土地を活用すればよいのでしょうか。主な活用方法は、以下の3つです。
それぞれの内容を詳しく見てみましょう。
駐車場としての活用
更地が売却できない場合、駐車場として活用するのは有効な選択肢です。
建物を建てる必要がなく、初期費用も比較的少なく抑えられるため、負担が少なく安定した収益が見込めます。
都心部や駅近の住宅街など、周辺に月極駐車場が不足しているエリアでは需要が高く、月数万円の収入が得られる可能性があります。
参照元:日本統計センター
また、空き家の解体後に発生する固定資産税の軽減特例が失われた後でも、駐車場収入があれば税金の負担を相殺できるメリットもあります。
賃貸用地としての提供
更地が売れない場合、「賃貸用地」として貸し出す方法も有効です。
自ら建築やリフォームを行わずに第三者に土地を貸し、地代収入を得る方法で、リスクや手間を抑えつつ土地を活用できます。
事業者が仮設建物や資材置き場として一時的に利用するケースも多く、立地によっては高い需要が見込めます。
空き地管理の負担を軽減でき、同時に土地の価値を維持・向上させる可能性もあります。
注意点は、契約内容の見直しや賃貸条件の把握、税金や契約不適合責任に関する制度への理解が必要なことです。
専門家のアドバイスを受けつつ、賃貸用地として貸し出すとよいでしょう。
自治体への寄付
どうしても更地が売れない、活用の見込みもない場合は、「自治体への寄付」も検討に値します。
寄付は費用負担を伴う場合があるものの、固定資産税や維持管理の負担から解放されるメリットがあります。
過疎地にある実家の土地などで、長年放置されていた空き地が市区町村によって地域整備の一環として受け入れられたケースもあります。
神戸市の場合、平成27年度から29年度までで42件の土地寄付を受け入れています。
しかし、同市は土地の寄贈を「原則として、行政目的で使用する予定のない土地は受け入れていない」としています。
参照元:神戸市
このように、すべての自治体が寄付を受け付けているわけではなく、土地の条件や周辺環境、公共的な利用価値などを判断基準とするため、事前に申請と相談が必要です。
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更地にせず処分する3つの方法
建物をそのままにして土地を売却するには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、以下の3つの処分方法について解説します。
3つの処分方法について確認します。
売り出し価格を見直す
空き家や古家付き土地がなかなか売却できない場合、まず「売り出し価格の見直し」が必要です。
価格が相場より高すぎると、買い手に敬遠される可能性が高くなります。
周辺の中古住宅が1,000万円前後で取引されているにもかかわらず、自物件だけ1,300万円で売り出していると、買主は購入をためらいます。
こうした事態を避けるには、不動産会社による査定を無料で依頼し、相場やエリアの需要状況を把握することが重要です。
また、建物の状態や立地条件を考慮したうえで、リフォームの必要性や費用も含めて価格調整を行うと、物件の価値を適切に見せることができます。
空き家バンクを活用する
売却に苦戦している古家付き物件は、「空き家バンク」を活用することで処分の可能性が広がります。
空き家バンクは市区町村などの自治体が管理する制度で、地域活性化を目的に古民家や空き家を紹介・斡旋してくれる仕組みです。
過疎地域の古家が、移住希望者に購入され、新築では得られない味わいを活かして再活用されたという実例もあります。
具体的には、富山県富山市では空き家を改修し、街並みを修復・保全につなげている事例があります。
参照元:国土交通省
空き家バンクでは、固定資産税の軽減措置や補助金制度がある自治体もあり、売主・買主双方にメリットがあります。
活用にあたっては、事前に登録条件や対象物件の基準を確認することが必要です。
更地にして費用や手間をかける前に、空き家バンクの活用を検討してみる価値は十分にあります。
不動産会社に買取をしてもらう
早期に物件を処分したい場合、「不動産会社による買取」を選択肢に加えるのは賢明です。
一般的な売買とは異なり、仲介を経ずに不動産会社が直接購入するため、契約までの時間が短く、売主の手間も軽減されます。
築年数の古い家屋でも、リフォームや再販売を前提に買い取ってくれる業者が存在します。
もちろん、市場価格よりやや低めの金額での取引になるケースが多いですが、固定資産税や管理費といった継続的な負担を回避できる点では大きなメリットです。
信頼できる複数の業者に見積もりを依頼し、条件や価格を比較検討することが重要です。
更地化せず、リスクと費用を抑えた処分方法として、不動産買取は非常に実用的な方法です。
弊社アルバリンクは、売却しづらい物件の豊富な買取実績を活かし、空き家などの物件に適正な査定金額をご提示いたします。 相談・査定は弊社の無料サービスの一環なので、弊社に売却する前提でなくてもお気軽にご利用ください。 \(無料)東証上場企業に相談・査定/
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買取であれば、仲介売却に比べて契約までの時間が短く、広告活動も不要なため、最小限の手間で確実に処分できます。
特に再建築不可や立地条件に難のある土地でも、専門業者なら再活用のノウハウがあり、想像以上の価格がつくケースもあります。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。 築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。 実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。 空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 \(無料)東証上場企業に相談・査定/
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まとめ
更地にしても土地が売れない理由は、立地条件や価格設定のミス、境界の未確定、再建築不可といった要因が複雑に絡んでいるケースが多く見られます。
こうした状況に対しては、不動産会社の見直しや更地の有効活用といった対応策が考えられますが、それでも売却が進まない場合、根本的な解決とはなりません。
特に、再建築不可や需要の少ないエリアでは、所有し続けることが将来的な負担や管理リスクを伴う可能性もあります。
こうしたリスクを回避する手段の一つとして、「物件の売却」が挙げられます。
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仲介による売却と異なり、スピーディーかつ確実に取引が完了する点が大きなメリットです。
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