不動産一括査定サイトの仕組み
一括査定サイトは、複数の不動産会社へ同時に査定を依頼できる便利なWebサービスです。
物件情報を入力すると、サイトの運営会社が提携する不動産会社に情報が送られます。
運営会社は不動産会社から手数料(紹介料)を受け取っているため、利用者は無料でサービスを使えます。
ただし、こうした仕組みの特性上、査定額が高めに提示されたり、想定以上に連絡が増えたりするケースもあるため注意が必要です。(詳しくは次章「不動産一括査定サイトの5つのデメリット」で解説します。)
ここでは、一括査定で行われる2種類の査定方法と、利用の流れを説明します。
「机上査定」と「訪問査定」がある
一括査定では、まず「机上査定」で概算価格を確認し、その後「訪問査定」で詳細な価格を判断するのが一般的です。
物件の基本情報(所在地・面積・築年数・間取りなど)をもとに、過去の取引事例や周辺相場からおおよその価格を算出する方法です。
即日~3日で結果が届き、相場の目安を知りたい場合に向いています。
担当者が現地を訪れ、建物の劣化具合、日当たり、周辺環境、設備などを詳細に確認して査定する方法です。
結果が出るまでに1週間ほどかかりますが、実際の売却価格に近い金額を把握できます。

机上査定は手軽な反面、建物の状態やリフォーム履歴などは反映されにくく、実際の売却価格と差が出ることがあります。
とくに築古物件や特殊な土地など、個別要因で価格が変わりやすい物件はズレが大きくなるため注意しましょう。
実際に売却を進める際には、訪問査定で正確な価格を確認する必要があります。
利用の流れ
不動産一括査定サイトの利用手順はシンプルです。
- 物件情報(所在地、種別、面積、築年数など)と連絡先を入力する
- 対応可能な不動産会社へ査定依頼が送信される
- 複数社から机上査定の結果が届く
届いた机上査定の結果を比較し、気になる会社に訪問査定を依頼します。その後、訪問査定で提示された内容を踏まえて、媒介契約を結ぶ不動産会社を選びます。
訪問査定には立ち会いや日程調整が必要なため、依頼する会社が多いほどやり取りの手間も増える点は理解しておきましょう。
「複数社とのやり取りが負担に感じる」「手間や時間をかけずになるべく早く売りたい」という場合は、不動産買取業者による買取が有効です。
買取業者が直接物件を買い取るため、買い手探しの手間もなく、早期に現金化できます。
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不動産一括査定サイトの5つのデメリット
不動産一括査定サイトは複数社の査定を比較できて便利ですが、仕組み上、生じやすいデメリットもあります。
ここでは、代表的な5つのデメリットを解説します。
営業の電話がかかってくる
一括査定サイトを利用すると、依頼した不動産会社の数だけ営業の連絡が増えます。
各社は契約につなげるために、積極的にアプローチを行うからです。
前述したとおり、不動産会社は物件情報を受け取る際、運営会社へ手数料を支払っています。そのため、契約獲得に向けて営業活動を行うのは自然な流れといえるでしょう。
査定依頼の直後から立て続けに連絡が入ることもあり、「相場だけ知りたい」人には、わずらわしく感じられることもあります。
査定額に差があり迷いやすい
不動産会社によって査定額に大きな差が出ることがあります。
算出基準や過去の取引実績、周辺相場データの分析方法が各社で異なるためです。
さらに販売戦略も会社ごとに違うため、「確実に売れる価格を重視する会社」もあれば「相場より高めの査定額を提示する会社」もあります。
その結果、数百万円単位の差が生じるケースも珍しくありません。
金額のばらつきが大きいと、相場に詳しくない人ほど判断が難しくなり、どの査定を信用すべきか迷ってしまいます。
相場とかけ離れた査定額を提示する会社もある
一括査定では、契約を獲得するために相場とかけ離れた高額査定を提示する不動産会社もあります。
高額査定を信じて販売活動を行うと、売却が長期化することになりかねません。
たとえば、相場が2,500万円の戸建てに3,500万円と高い査定額が提示されても、買い手がつかなければ値下げを繰り返すことになります。
最終的に希望より低い金額で売却せざるを得ないケースもあるため、不自然に高い査定額には注意しましょう。
依頼できる不動産会社が限られる
一括査定サイトで依頼できるのは、そのサイトと提携している不動産会社に限られます。
サイトごとに提携会社は異なり、「大手が中心」「マンションに強い」など、得意分野に偏りが見られることもあります。
必ずしも自分の物件に適した会社ばかりではない点に注意が必要です。
もし希望する不動産会社があれば、提携の有無を確認しましょう。
エリアや物件によっては査定の対象外となる
一括査定サイトは、すべての地域や物件タイプに対応できるわけではありません。
提携する不動産会社ごとに対応エリアや取り扱える物件が異なるため、状況によっては査定の対象外となります。
たとえば、次のようなケースです。
- 地方など、提携不動産会社の対応エリア外にある物件
- 立地や周辺環境に難がある物件
- 市街化調整区域内の物件
- 「農地」や「再建築不可」などの特殊な物件
- 「築古」や「訳あり」など、市場での需要が低い物件
こうした物件は買い手が見つかりにくいため、一般的な仲介会社では対応が難しいことが少なくありません。一括査定を依頼しても、どこからも返答が得られない場合があります。
このようなケースでは、不動産買取業者への相談が適切です。
買取業者は、物件を買い取って再活用するノウハウを持つため、需要が少ない物件でも柔軟に対応できるケースが多くあります。
なかでもアルバリンクは、年間相談件数が2万件を超え、老朽化した空き家や訳あり不動産などの買取実績が豊富です。
「買い手がつかないかもしれない」「手間を省いて早く手放したい」と感じるなら、一度アルバリンクへご相談ください。
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不動産一括査定を利用するときに注意すべき5つのポイント
不動産一括査定を活用する際は、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。
ここでは、事前に知っておきたいポイントを5つ紹介します。
査定額=売却価格ではないことを理解する
査定額は「実際に売れる価格」ではなく、あくまで予想価格であることを理解しておきましょう。
査定額は過去の取引データや地域の市場状況をもとに算出された「売れる見込みの金額」であり、最終的な売却価格(成約価格)は買主との交渉によっても左右されます。
つまり査定額が高くても、その価格で売れるとは限らないのです。
査定額を売却価格だと誤解すると、資金計画や売却スケジュールに影響が出る可能性があります。
査定額はあくまで売却活動の目安と考え、不動産会社を比較する際の判断材料として活用しましょう。
査定額だけでなく根拠を確認する
査定額を受け取ったら、その金額の根拠を必ず確認しましょう。
不動産会社のなかには媒介契約を獲得するために、あえて高額な査定を提示するところもあります。
そのため、提示された査定額に対して「なぜこの価格になるのか」を質問してみるとよいでしょう。
金額の理由や算出方法を具体的に説明できる不動産会社は、信頼性が高いといえます。
一方で、根拠を示せない会社の場合は、慎重に判断する必要があります。
物件情報は正確に入力する
一括査定の精度を高めるには、物件情報を正確に入力することが重要です。
情報があいまいだったり誤りがあったりすると、物件の価値が正しく反映されず、実態とズレた査定額が出てしまいます。
入力が必要な主な項目は次のとおりです。
- 所在地
- 土地・建物の面積
- 築年数
- 間取り
- 構造
あらかじめ「固定資産税納税通知書」や「不動産売買契約書」などで確認しておきましょう。
物件の情報がわからない場合は、登記簿(登記事項証明書)を法務局で取得するか、登記情報提供サービスを利用してオンラインで確認できます。
実態に近い査定額を算出してもらうため、できるだけ正確な物件情報を提供するよう心がけましょう。
担当者の対応や実績も比較する
一括査定では査定額に目が向きがちですが、担当者の対応や実績を比較することも大切です。
同じ会社でも、担当者によって知識や対応力、売却戦略の提案力には大きな差があります。
弊社のアンケート調査でも、92.8%の方が不動産会社の利用時に営業担当者の対応を重視すると回答しています。
また、「信頼できる不動産営業担当者の特徴」としては、次のような項目が上位に挙げられました。
「誰に売却を任せるか」という視点を持ち、上記の要素を含めて比較することで、スムーズで満足度の高い売却につながるでしょう。
個人情報の取り扱いを確認する
一括査定サイトを利用する際は、個人情報の取り扱いが適切かどうかを確認しましょう。
査定の申し込みには、名前・電話番号・メールアドレスなどの個人情報を入力するため、情報管理が不十分なサイトを利用すると、意図しない営業連絡やDMが届くなどのトラブルにつながるおそれがあります。
利用前に、次のような点を確認しておくと安心です。
- 運営会社の所在地や会社情報が明記されているか
- 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)が分かりやすく公開されているか
- プライバシーマークなど第三者認証を取得しているか
情報管理の体制が整った信頼性の高いサイトを選ぶことで、安心して査定を依頼できます。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。
これまでにも、「売れない」とお悩みの多くの方々の不動産を買い取ってきました。
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不動産一括査定サイトのデメリットを解消する5つのコツ
不動産一括査定サイトには注意すべき点もありますが、使い方次第で効率的に活用できます。
ここでは、デメリットを解消して賢く利用するコツを5つ紹介します。
匿名査定やAI査定を活用する
営業電話を避けたい場合や、簡単に相場を知りたい場合は「匿名査定」や「AI査定」の活用を検討しましょう。
匿名査定・AI査定は、電話番号や氏名などの個人情報を入力せずに、物件情報だけでおおよその査定価格を確認できます。
まだ売却の意思が固まっていない段階でも気軽に活用しやすいため、不安を減らしながら売却準備を効率よく進められます。
匿名AI査定のおすすめサイトやメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しています。興味のある方は参考にしてください。

提携している不動産会社の情報を確認する
一括査定サイトがどのような不動産会社と提携しているかを、事前にチェックしましょう。
不動産会社ごとに、得意分野や対応エリアは異なります。自分の物件に適した会社が含まれるかを把握できれば、依頼後のミスマッチを防げます。
さらに運営会社が、一定の基準を満たした会社のみと提携するサイトであれば、質の高い不動産会社と出会える可能性も高まるでしょう。
提携会社の実績や口コミも確認しておくと、どの会社が自分に合いそうか判断しやすくなります。
複数の不動産一括査定サイトの利用も検討する
一つのサイトだけでは、提携会社に偏りが出ることもあるため、複数の一括査定サイトを併用するのも有効です。
都市部に強い大手企業が中心のサイトもあれば、地方に強い中小企業が多いサイトもあります。
複数のサイトを使えば、より幅広く会社を比較でき、自分に合った不動産会社を見つけやすくなります。
ただし、依頼数が増えると連絡や調整の手間も増えるため、各サイトの特徴を把握したうえで必要なサイトに絞って活用することが大切です。
「しつこい営業」が嫌なら連絡方法を調整できるサイトを選ぶ
しつこい電話営業が心配な場合は、連絡方法を指定できる一括査定サイトを選びましょう。
なかには希望する連絡手段や希望の連絡時間帯を選べるサイトもあります。
また、申込フォームにある備考欄に「電話ではなくメール連絡希望」「連絡は◯時以降を希望」などと記入しておくと、配慮してもらえるケースも多いです。
あらかじめ連絡方法の希望を伝えられれば、不要なストレスやトラブルを避けやすくなります。
一括査定サイト以外の相談先も同時に検討する
一括査定サイトだけではなく、他の相談先も併せて検討しておくと、後悔のない売却につながります。
たとえば、次のような複数のルートから情報を集めておくとよいでしょう。
- 実際に売却した知人
- 地元の不動産会社への直接相談
- 自治体が運営する不動産相談窓口
インターネットでは得にくい、地域特有の事情を踏まえたアドバイスを受けられることがあります。
また、需要が少ないエリアや特殊な物件は、一括査定サイトでは対応できないケースもあるため、専門性の高い業者への相談も有効です。
弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。
築古物件や立地が良くない物件に関しても、活用ノウハウを豊富に持ち合わせているため、適正な金額をつけて買い取れます。
実際に、廃墟化した空き家の買取も過去におこなっており、フジテレビの「イット」をはじめ、多くのメディアに特集されています。

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早く確実に売却したい場合は買取という選択肢も
不動産の売却には「仲介」と「買取」という2つの方法があります。

早く確実に現金化したい場合には、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」が有効な選択肢です。
とくに、築年数が古い物件や立地条件が良くない物件は、仲介では買い手がなかなか見つからず、売却が長期化することも少なくありません。
買取は不動産会社が買主となるため、次のようなメリットがあります。
- 仲介手数料が不要
- 内覧や広告といった販売活動が不要
- 最短数日〜数週間で現金化できる
- 修繕不要で「現状のまま」売却できる
「すぐに資金が必要」「売却活動に時間をかけたくない」といったケースに向いている売却方法です。
売却価格は仲介より10〜30%程度ほど下がる傾向がありますが、スピードや手間の削減を重視したい場合は、デメリットを上回るメリットがあります。
物件の状況や希望条件に応じて、自分に合った売却方法を選びましょう。
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なお、仲介と買取の違いはこちらの記事で詳しく解説してあります。併せてご覧ください。

まとめ
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社から一度に査定を受けられる一方で、連絡対応の負担が増えたり、査定額にばらつきが出たりすることがあります。
こうしたデメリットは、匿名査定の活用や査定額の根拠を確認するなどして、ある程度は解消できます。
ただし、物件によっては査定の対象外となることもあるため、複数サイトの併用や一括査定以外の相談先も検討しておくことが大切です。
とくに、需要が少ない物件や、売却に時間や手間をかけたくない場合には「買取」が有効です。
買取ならスピーディーで確実性の高い売却が可能で、金額に納得できれば短期間で現金化できます。
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一括査定に不安がある方や、売却をスムーズに進めたい方は、アルバリンクへの相談も検討してみてください。
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